狛江市の回転すし店「まぐろ人 狛江店」(狛江市元和泉1、TEL 03-5438-5220)が2月3日、売上本数2500本を目指し「恵方巻き」を販売する。恵方巻きは、節分にその年の恵方に向かって食べると縁起がいいとされ、目を閉じて願い事を思い浮かべながら、恵方に向かって無言で一本丸ごと食べる。今年の恵方は東北東。
自作の恵方巻き特大ポスターの下でスタッフの河島さん (左)と店長の沼田貴光さん(右)
同店は2009年から恵方巻きを販売。1年目は売上本数100本を目標に準備したが、オープンから1時間で約80本を売り、1日で400本を売り上げた。翌年には1000本を突破、2012年には2000本と売り上げを伸ばし、今年は2500本を目標にする。
同店の恵方巻きは1本380円。長さ10センチを超える恵方巻きの両端からは、はみ出すほどの卵、かんぴょう、おぼろ、キュウリ、穴子などの具を巻き、すし店ならではの、しゃりとノリにもこだわっているという。
沼田貴光店長は「今年は目標2500本。愛を込めて死ぬ気で巻く」と話し、スタッフの河島さんは「愛をこめて死ぬ気で売る」と意気込む。河島さんは毎年、駅前で頭に恵方巻きを描いた「恵方巻き大使」や「シャンプー河童大使」、恵方の方角にちなんで、ジャガイモのかぶり物をした「ホクホク星人」や「鶴巻仙人」に扮(ふん)し、盛り上げながら恵方巻きを販売。2013年には恵方巻きの歌を作り、歌いながら販売した。今年は恵方巻きTシャツを作り、スタッフが一丸となって販売するが、演出内容は当日まで非公開だという。
販売時間は11時~22時。恵方巻きの予約は不要。