調布市は5月から、携帯電話で軽自動車税の納付ができるサービスを開始した。
同サービスは、カメラ付き携帯電話で納付書に印字されたバーコードを読み取ることで、銀行やコンビニエンスストアへ出かけることなく軽自動車税の支払いができるもの。NTTデータの提供する決済サービス「モバイルレジ」を導入することで可能になった。自治体で「モバイルレジ」を導入したのは調布市が全国初。
窓口などで他人に個人情報や請求金額などを見られることがないため、プライバシー保護の観点からもメリットがあるという。同市では2007年から、一部市税をコンビニで支払える同社の「コンビニ収納代行サービス」も導入している。「モバイルレジ」は決済にあたって発生する情報や資金のやり取りに「コンビニ収納代行サービス」と同じ仕組みを使用するため、既に構築されているシステムを改修することなく導入できた。
同市は、同サービス利用状況などを踏まえたうえで、そのほかの市税についても2010年度以降のサービス導入を検討する予定。
サービス利用には、事前に使用する金融機関でのモバイルバンキングの申し込みと、携帯端末への専用アプリのダウンロードが必要。ソフトバンク、au、NTTドコモなどの各キャリアのカメラ付き携帯電話約200種で対応。利用可能な金融機関はみずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、イーバンク銀行。