調布市市民プラザあくろすで1月24日から、「『コミュニティビジネス』という名の新しいスタイルの地域活動入門講座」を開催する。主催は、調布でコミュニティービジネスの推進を目指す市民団体「調布アットホーム」。
コミュニティービジネスは、「NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター」代表理事の永沢映さんによると、「市民が主体となり、地域の課題を事業の手法を用いて、継続的に解決しようとする事業の総称」と定義されるもの。安部内閣の「骨太の方針」でも言及され、地域の課題を解決し、街の活性化につながる新しい取り組み手法として近年注目を浴びている。
同講座は全4回。第1回は調布アットホーム代表の石原靖之さんを講師に「地域の構造を知ろう。地域との関わり方入門」「コミュニティビジネスの特徴と魅力とメリットについて」。「調布アイランド」代表の丸田孝明さんによるミニ講演「伊豆諸島と連携して調布のまちおこしを楽しむ」のほか、ワークショップ「あなたのまわりの地域課題・やりたいことを抽出」も実施する。
その他の回では、「NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹」の創設者で現在、「好齢ビジネスパートナーズ世話人」を務める堀池喜一郎さんのミニ講座「市民が協働してまちをつくる全国の事例紹介」や、創業支援センターTAMA・森田憲輝さんの講座「事業費用を考えよう」などを行う。
また、課外授業として2月14日、明星大学(日野市)で年に開催される「多摩CBシンポジウム」への参加も促す。
調布アットホームの役員で、講座を担当する磯原直道さんは「自分が住んでいる街をもっと豊かにしたいという思いは、皆さん持っていると思う。その思いを形にする一つの方法がコミュニティービジネス。自分のキャリアを地元で生かしたい人、地域で喜ばれることをして、多少は収入もほしいという人には特にお勧め。一人では難しくても、仲間が集まれば必ず新しいことが生まれる。ぜひ、この機会にトライしていただければ」と話す。
開催時間は13時30分~16時(全4回)。受講料は、全4回=1万円、個別受講1講座=3,000円。定員は25人。要申し込み。