調布の劇団がアトリエ公演-大正時代の女流作家夫婦の物語

劇団「演劇制作体V-NET」舞台稽古の様子

劇団「演劇制作体V-NET」舞台稽古の様子

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 調布市を活動拠点とする劇団「演劇制作体V-NET」(調布市菊野台1、TEL 070-1459-5884)がアトリエ「柴崎道場」(同)で1月30日~2月1日、2015年アトリエ公演「はるの背もたれ」を公演する。

演劇ユニット「ラビット番長」の舞台の様子

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 同劇団は2001年、「劇団21世紀FOX」に所属していた井保三兎さん(39)と同劇団の講師だった小金丸大和さん(40)が新しい形の劇団を模索し、当時の研修生に声を掛けて結成。同年8月に旗揚げ公演「翔」を上演し、定期的に本公演や2カ月に1度アトリエ公演などを行っている。現在、劇団員は37人。

 井保さんは主宰演劇ユニット「ラビット番長」としても活動している。同ユニットは2010年と2011年に2年連続で池袋演劇祭「大賞」を獲得。昨年は、池袋の劇場・シアターグリーン主催の演劇祭「GREEN FESTA 2014」でも大賞「GREEN FESTA賞」を受けるなど、注目を集めている。

 同公演は1926(大正15)年を背景に、新進気鋭の女流作家・金子春暁(晴子)と夫、義晴の新婚生活が舞台。春子の亡き兄への思いや義晴の家族への憧れが絡み合い、2人がぎこちなくなっていく姿を演じる。

 井保さんは「演劇制作体V-NETは一つの劇団に作家と演出家が多数在籍している珍しいスタイルの劇団。ラビット番長もこのアトリエ公演からスタートした。今回は入団2年目の小島久美子が作、演出している。新しい力が生まれることに期待している」と話す。

 開演時間は、30日=19時、31日=14時・19時、2月1日=13時。全席自由で、入場無料(カンパ制)。予約は同劇団で受け付ける。

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