三鷹・国立天文台で「皆既月食観察」企画 ネットで生中継も

国立天文台「皆既月食を観察しよう2015」キャンペーンサイトのトップページ

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 国立天文台(東京都三鷹市大沢2、TEL 0422-34-3600)が4月4日、「皆既月食観察」キャンペーン企画を行う。

皆既月食の色見本

 月食は、月が地球の影を通過することで満月が欠けたり暗く見えたりする現象で、同4日は完全に影の中に月が隠れる「皆既月食」が日本全国で見られる。分食開始は19時15分、皆既食は20時54分~21時6分、月食が終わるのは22時45分。今回は、月が地球の本影(ほんえい)の端ぎりぎりを通過するため、皆既食時間が12分間と短いのが特徴という。

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 皆既食中の月は完全に見えなくなるわけではなく、太陽光が地球の大気で屈折して本影の内側に入り込む時、波長の短い青い光は散乱するが波長の長い赤い光は月まで届くため、赤銅(しゃくどう)色と呼ばれる赤黒い色になることが多い。

 皆既中の月面の色は毎回同じではなく、大気中のちりが少ないと明るいオレンジ色に見えたり、チリが多いと焦げ茶色や灰色に見えたり、真っ暗で月が見えなかったりと条件により異なる。

 国立天文台では、フランスの天文学者アンドレ・ダンジョンが考案した「ダンジョン・スケール」(月の明るさや色を5段階ランク付けした尺度)を使い、一般を対象に皆既食中の月面の色を観察してインターネットで報告してもらうキャンペーン企画を行う。参加方法は20時55分から21時05分の1回、双眼鏡や望遠鏡を使わず肉眼で観察し、6日正午までに報告フォームから入力する。

 当日は、国立天文台三鷹キャンパスから、YouTubeライブとニコニコ生放送で月食の生中継も行う予定(天候により中断・中止)。同サイトによると、インターネットやテレビの中継画像で見た色は肉眼で観察した色と異なるため、キャンペーンの報告は必ず自分の目で見た色を報告するよう呼び掛けている。

 次に皆既月食が全国で見られるのは、約3年後の2018年1月31日という。

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