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調布・仙川のギャラリーで林敏郎さん・悦子さん2人展 絵画と陶芸

林敏郎さんの裸婦画

林敏郎さんの裸婦画

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 仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で9月5日、林敏郎さんの絵画と悦子さんの陶芸による「林敏郎・悦子展」が始まった。

林悦子さんの陶芸作品

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 林さんは1950(昭和25)年山口県生まれ。1972(昭和47)年に文化学院夜間美術科を卒業し、1978(昭和53)年に渡仏。現在もパリのアカデミーポールロワイヤルで、裸婦などの絵画を制作している。今回の展示について、敏郎さんは「パリで女性美を描き続けて、気がつくと37年の月日が流れていた。ひたすら描きためたデッサン画に新たな息吹を吹き込みたいと思い、還暦を機に試行錯誤を繰り返し、鉛筆デッサンに千代紙をコラージュした。それがいま少しずつ花開き、私のデッサンたちが生き生きとよみがえるのを見ることができ大きな喜びを感じている。解放感と自由を与えてくれ、大いに制作活動を楽しんでいる」と話す。

 悦子さんは1952(昭和27)年北海道生まれ。1974(昭和49)年和光大学芸術学科卒業。東京・パリ・ベルギーなどの展覧会で陶芸作品を出品。今回の展示について「人生の半分以上をフランスで暮らし、日本文化の美しさに強く引かれる一方で、日々の生活の中でフランス的な美意識の刺激も少なからず受けている。そんな2つの文化が、いま自分の中で少しずつ折り合いをつけ始めている。そして、それを別の自分が見て楽しんでいる。土を通して私の中にあるこのまったく違った2つの感覚が一つの作品の中で融合できたなら、私がフランスにいる意味を見つけられたことになるのでは」と話す。

 開催時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。今月27日まで。

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