仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で11月7日から、彫刻家・田中伸季さんの個展「デペイズマンな非日常」が開催されている。
田中さんは1969(昭和44)年京都市生まれ。1992年金沢美術工芸大学美術学科彫刻専攻卒業、1994年日本大学芸術学部美術学科芸術研究所修了。1993年に「habit art展」(福岡県北九州市)で佳作賞を受賞すると、「風の芸術展トリエンナーレ枕崎」(鹿児島県枕崎市)などのほか、中国(桂林)やイタリアでも作品を発表し数多く受賞している。
同ギャラリーへの出展は2001年の「SMALL STONE EXHIBITION」、昨年の「Perspective - MEXICO」に続く3度目。今回は主作品の「デペイズマンな非日常」のほか「デペイズマンな受付」の立体作品を展示する。
田中さんは今作について、「さまざまな自分自身をさまざまなシチュエーションの中で立たせるという(シュルレアリスムの手法の一つ)デペイズマンな作品」と話す。「その作品が生み出す滑稽さと不気味さが、見る人に少なからず不思議な違和感を与えてくれそうな気がする。クスッと笑える作品に不思議な心地よさ感じる」とも。
隣接する「サジオ」では、平松壯さんの酒器・茶器・花器・鉢・わん・皿など約200点を展示する陶展を同時開催中。
開催時間は10時~18時30分。水曜休廊。いずれも入場無料。29日まで。