調布市仙川に10月17日、定食カフェ「玄米とおいしい野菜 ここん食堂」(調布市仙川町1、TEL 090-9850-0618)がオープンした。
仙川で夢をかなえた、「玄米とおいしい野菜 ここん食堂」の店主・広瀬泰男さん
開業前はIT業界で働いていた店主の広瀬泰男さん。料理好きでいつか自分の店を持ちたいという夢を20年以上温めてきた。国の創業補助金に採択されたのをきっかけに、普段から立ち寄ることの多かった仙川で夢をかなえ、開店した。「cocon(ここん)」とは、フランス語で「繭(まゆ)」の意。音の響きの良さと古今東西の「古今」の意味も持たせ、昔から日本で食されてきた伝統的な料理も大切にしたいという思いを込め店名に付けた。
安心して口にできるよう無農薬の玄米や季節の有機野菜を使い、素材を生かした家庭料理を提供。メーンとなる料理と小鉢、付け合わせを自由に組み合わせて注文するスタイルで、営業中はいつでも定食を提供するほか、ビールやワインなどのアルコール類も常時用意。
店舗面積は約14坪。席数はカウンター6席、テーブル席12席を用意。店内は、女性が一人でも入りやすいよう、木製のテーブルや椅子を中心としたナチュラルな雰囲気となっている。
メニューは食材の入荷状況で変わるが、11月提供のメーンには自信作の「シューマイ」や「鶏肉と野菜のから揚げ」など2~3品を用意するほか、「柿と大根のサラダ」「梨のクラフティ」などの小鉢5~6品より2品、辛子高菜などの付け合わせ3品より1品、白米か玄米か季節のごはんから1つを自由に選べ、価格は800円から。サイドメニューには、自家製チーズケーキ(420円)、自家製ワッフル(300円)、有機コーヒー(350円)、国産有機レモンを使ったはちみつレモン(300円)などを用意する。
広瀬さんは「安心できる食事を提供していきたいと常に考えている。素材がいいものを丁寧に調理すれば必ずおいしくなる。おいしいものを食べると人は笑顔になるもの。その笑顔をここ仙川でたくさん見ていきたい」と話す。
営業時間は11時~21時。水曜定休。