子どもの目線で隠れた名店を探し制作した「子どもシュランガイド2015 in 調布」が11月28日、発売された。発行元は調布青年会議所と調布市商工会青年部で組織する調布青年経済人会議2015。
同冊子はA5サイズ、55ページ、発行部数は1000部。掲載店は同市内の小学4~6年生約5000人にアンケートを配布、その中から20店を選んだ。店には子ども自ら取材し、食べたメニュー名や取材の感想、取材した子どもたちの写真も掲載している。
取材した子どもたちは「おいしいものが食べられて楽しかった」「またやってみたい」「この体験を通して、どのようにおいしかったかや作っている人の工夫を深く考えるようになった」や「味を言葉にするのは大変なんだなと思った」などの感想を述べている。
巻末には番外編としてテークアウト品を提供する7店を紹介しているほか、掲載店で利用できるクーポンも付く。
実行委員長を務めた井上一格さんは「子どもたちは取材という行為を通して表現力を育むなど、さまざまな経験ができたのでは。この冊子が家族団らんのきっかけの提供と、子どもたちに調布の魅力を知ってもらうことで調布市の商工業振興につながれば」と期待を込める。
すし店を取材し取材結果の発表会で優勝した加藤綾君(小4)は「1匹の魚を使っていろいろな料理を作っていることに驚いた。取材後は、味をどのように表現するのかを気にしながら、テレビのグルメ番組を見るようになった」と話す。
価格は300円。調布駅北口の真光書店で扱う。