調布市文化会館たづくり（調布市小島町2）で2月11日から4日間、調布市制施行60周年特別企画「日活調布撮影所“創る力”展」が開催される。

　「映画のまち調布」のアピールを目的に、4カ月連続で実施する特別企画の第3弾として開催する同企画。1954（昭和29）年に、当時東洋一の撮影所として開設以来、石原裕次郎さん、小林旭さん、吉永小百合さん、浜田光夫さんなどの大スターを生み出した日活調布撮影所を、「100年の歴史とこれから」をテーマに、作品ポスターの展示やゲストトーク、映画上映などで紹介する。

　同館南北ギャラリーで行う展示企画は、パネル展示や予告編やメーキングスナップ映像のほか、「嵐を呼ぶ男」のドラムや「太平洋ひとりぼっち」マーメイド号のミニチュア模型などの小道具や資料などを用意し、関連グッズの販売も行う。

　上映する映画は、13日に同市名誉市民・水木しげるさんの漫画を原作にした劇場アニメ「カッパの三平」、妻夫木聡さん出演の「ブタがいた教室」、世界でヒットしたインド映画「きっと、うまくいく」を、14日は春日八郎さんの自叙伝歌謡映画「赤いランプの終列車」、坂本九さんのヒット曲にのせて日活純愛スター総出演の青春映画「上を向いて歩こう」、小林旭さん出演の「ギターを持った渡り鳥」、石原裕次郎さん出演の「銀座の恋の物語」の計7作品を上映する。

　トークショーは、「上を向いて歩こう」や「泥だらけの純情」などに出演し、日活黄金期を代表する俳優の浜田光夫さんをゲストに迎える。関連企画として、「小林旭コンサート」を開催し、スペシャルゲストに宍戸錠さんと浅丘ルリ子さんも出演予定。そのほか、芸道殺陣「波涛流」高瀬道場による時代劇の殺陣公演や旧甲州街道沿いの3商店会に同撮影所に関する展示などで「おもてなし」を行う「旧道散歩」の企画も用意する。

　開催時間は、展示＝10時～19時（14日＝17時まで）、ゲストトーク＝14日・15時～（事前申し込み、若干当日券あり）。映画上映は13日・14日＝11時～。芸道殺陣「波涛流」高瀬道場は、11～、13時～の2回公演。小林旭コンサートは、2月12日＝15時30分～17時30日、チケット料金は、PS席＝8,000円、SS席当日＝8,000円、 SS席前売り＝5,000円、定員1250人。