調布で鳥取と地域交流イベント 人の交流目的に、産直品食材を使ったコラボ料理も

「鳥取と調布を繋ぐ会 -生活と教育の視点から-」開催の様子

「鳥取と調布を繋ぐ会 -生活と教育の視点から-」開催の様子

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 調布のコワーキングスペース「co-ba chofu」(調布市小島町)で3月12日、「鳥取と調布を繋ぐ会 -生活と教育の視点から-」が行われた。主催は一般社団法人Kid's Garden。

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 日本一人口が少ない鳥取県(57万人)の地域活性を目的に、「人の交流」をテーマに行った同イベント。主に調布市出身で鳥取県で活動をする人が、地方で暮らすきっかけや現在の仕事、生活の状況について話した。

 ゲストの一人、長谷さんは高校までを調布市で過ごし、鳥取大学へ進学。その後、鳥取県の高校の教員を務めていた頃に、夢を持ちたくても持てない子どもに触れ、少しでも力になりたいという思いから独立。現在は鳥取県智頭町地域の小学生が通う「新田サドベリースクール」の共同代表を務め、魚釣りやキャンプをはじめ、通常学習も含めて子どもたちが民主的かつ自主的に行う自由教育の場を運営している。

 内藤幹さんは、海外の学生を支援する団体「Salamat'A'」の支援活動の中で、鳥取産直の野菜を販売。そのほか、鳥取県八頭町の地域おこし協力隊を経て、任期満了後も現地で働きながら活動を続ける調布市出身の渡辺萌生さんが、田舎で暮らす事の意義など「本当に充実した生活を送る」ことに関して懸命に向き合う話を展開した。

 当日は、調布市在住でフードコーディネーターのサゴイシオリさんによる軽食も用意。食材はゲストの渡辺さんが鳥取で自作した米、みそ、梅干しなどを使った。調布市の野菜とのコラボ料理でテーブルを彩り、交流を一層盛り上げた。

 主催の山田雅行さんは「参加者から『生き方を見直す機会を得た』『首都圏に長く住んでいるため田舎(地方)が無い』などのコメントをいただいた。今回のイベント開催をきっかけに継続して開催するように努力していきたい。さらに広く調布市民の方々に呼び掛け、調布と鳥取のつながりの範囲拡大と深化を進めていきたい」と意欲を見せる。

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