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調布で「はたらき方マルシェ」 参加者同士で考える座談会、15分ワークシェア体験も

調布市仙川町を拠点に新しい働き方を提案・実践するポラリスが請け負っているアッセンブル作業の様子

調布市仙川町を拠点に新しい働き方を提案・実践するポラリスが請け負っているアッセンブル作業の様子

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 調布の「cococi garden」(調布市調布ヶ丘1)で6月23日、主に子育て中の母親を対象としたイベント「調布はたらき方マルシェ」が開催される。

6月23日に開催する「調布はたらき方マルシェ」

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 主催は、調布仙川を拠点に新しい働き方を提案・実践する「非営利型株式会社ポラリス」。2012年設立の同社は「誰もがここちよく暮らし、ここちよくはたらく社会の実現」を目指し、特に女性たちが身近な地域の中で多様な働き方を実現するための事業に取り組んでいる。チームで仕事を請け負い、現在190人ほどが所属している「セタガヤ庶務部」を運営するほか、昨年から不動産販売時の地域情報提供サービス「くらしのくうき」の提供も開始、受注件数は順調に伸びているという。

 同イベントでは、「はたらく」をキーワードに4つのコンテンツを用意。トークセッションでは、調布市内で若者就労支援などを手掛けるMNH社長の小澤尚弘さん、発展途上国の母親の就労支援のためフェアトレードアクセサリーを製造販売する「Feliz」の柿本可奈子さん、発酵食の面白さを伝える料理教室「HARAMIRAI(ハラミライ)」を主宰する三橋詩乃さんをゲストに招き、「自分らしいはたらき方の方法は?-身の丈の生態系をつくってはたらく」をテーマに話す。並行して、実際に体を動かしながら働き方について考えていくワークシェア体験も実施し、ポラリスで現在受注している仕事を1回15分ほどで体験できる。

 そのほか、同市内で自分らしい働き方を実践するネイリスト、マッサージセラピスト、料理教室講師らによる出展ブースを設置。14時からは「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」を開催する。トークセッション後は、参加者も一品持ち寄ってランチ交流会を用意し、登壇者や出展者に直接話を聞く機会も設けている。

 ポラリスの野澤恵美さんは「自分だけでは越えるのが難しい壁も、誰かと資源を持ち寄ったら乗り越えることができ、壁自体がなくなることもある。出展者のライフチャート(自分史)展示は、これまでの彼女たちの喜怒哀楽がぎゅっと詰まっていて参考になるはず。実際に聞いたり話したりすることで、自分らしい一歩を探すヒントになれば」と話す。

 開催時間は11時~15時30分。参加無料だが、トークセッション、持ち寄りランチ交流会、座談会は要事前申し込みで、出展ブースは別途参加費が必要な場合あり。次回は11月10日に調布市文化会館たづくりで拡大版を開催予定。

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