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調布市、水木しげるさん命日「ゲゲゲ忌」と命名 ゆかりの地巡るイベント

水木しげるさんの命日を「ゲゲゲ忌」と命名し、ゆかりの地を巡るイベントなどを企画する©水木プロ

水木しげるさんの命日を「ゲゲゲ忌」と命名し、ゆかりの地を巡るイベントなどを企画する©水木プロ

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 調布市は、昨年亡くなった同市名誉市民の水木しげるさんの命日11月30日を「ゲゲゲ忌」と命名した。

調布駅北口周辺に設置された「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが描かれたマンホールふた

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 1959(昭和34)年に調布市に住居を構え、漫画家として活躍した水木しげるさん。天神通り商店街にはキャラクターのモニュメントが設置され、市内を走るミニバスの車体には鬼太郎が描かれ、自転車置き場には「妖怪ポスト」が設置されるなど、同市の観光産業などに大きく貢献している。昨年11月に亡くなった水木さんに対し、同市では同市庁舎で半旗を掲げ、献花台を用意。今年3月には調布駅北口周辺に「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが描かれたマンホールふたが設置されるなど、多くの市民に愛されている。

 同市は水木さんの功績をたたえ、ゆかりの地を巡るイベントを企画。水木さんが描いた「二河白道図」が設置され、鬼太郎などが彫刻された水木さんの墓がある「覚證寺」(調布市富士見町1)や「墓場の鬼太郎」で猫娘が軒下に住んでいたとされる設定の「上石原八幡神社」(富士見町2)、鬼太郎が住んでいたとされる設定の雑木林がある「布多天神社」(調布ヶ丘1)など11カ所を周遊するスタンプラリーを11月23日から30日まで開催する。

 11月26日・27日、布多天神社では「ゲゲゲ横丁(よこちょう)」を開催。鳥取県境港市から水木漫画のキャラクターが集合し、妖怪にちなんだイベントやマルシェを開催。命日の30日には、水木さんが生前最後に出演したドキュメンタリー番組「水木しげる93歳の探検記~妖怪と暮らした出雲国~」上映会を開催する。現在、水木さんとゆかりあるスポットを紹介する街歩きマップ「水木しげるWalker」(非売品)も配布している。

 同市観光協会の鈴木俊雅さんは「ゲゲゲ忌では、水木しげるさんとゆかりの深い各スポットを巡るスタンプラリーや妖怪にちなんだ楽しいイベントが盛りだくさんのゲゲゲ横丁など、さまざまな取組を行う。これを機に、水木しげるさん作品の素晴らしさを改めて感じ取っていただければ幸い」と話す。

 スタンプラリーの開催時間は原則9時~16時(※開催場所によって時間が異なる)。台紙配布とプレゼント交換場所は、同市役所3階産業振興課=11日24日・25日・28日~30日、ぬくもりステーション=23日・26日・27日・30日、布多天神社=26日・27日、鬼太郎茶屋=23日~27日・29日・30日。「ゲゲゲ横丁」開催時間は10時~16時。ドキュメンタリー番組の上映場所は,調布市文化会館たづくり8F映像シアター。上映時間は、10時、14時、16時の3回上映。入場無料。定員100人。

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