都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)は来年1月2日・3日、新春を祝うコンサートや正月にちなんだ植物展示を行う「正月開園」を開催する。
新春コンサートに出演する小山兄弟(上)と岡戸朋子さん・佐藤昌子さん(下)
「新春コンサート」は植物会館前広場で、2日に小山兄弟(小山慶一さん・慶宗さん)の津軽三味線、3日に岡戸朋子さんと佐藤昌子さんの箏を披露する(各日11時と14時、雨天中止)。
春の七草や松竹梅、千両と万両などを展示する「新春の植物展」を、2日~9日に植物会館展示室で開催する。同時に、深大寺小学校の児童が同公園内で写生した絵画を展示する「小学生絵画展」も同館ロビーで行う。
7日は園長が初春の園内を案内する「園長による初春ガイドツアー」を実施(先着20人、12時45分受付、13時開始、荒天中止)。
展示室では、今年8月に好評を博した特別企画展「古文献でふりかえる江戸の園芸文化」を11日~22日に再開催し、最終日に篠澤勝(しのざわ まさる)さんによる講演会を開く。篠澤さんは江戸園芸文化や植物の専門家で、当時発行された数々の園芸書を紐解きながら解説する。
さらに同室で、松柏(しょうはく)や梅などの盆栽を展示する「早春の盆栽展」を24日~29日に、開花シーズンを迎える梅と江戸園芸植物の万年青(おもと)を紹介する「梅とおもと展」を31日~2月5日に開催する。
同園担当者は「初詣や外出のおりに公園に来て、イベントを楽しみながら雪づりなど冬の風情を楽しんで」と呼び掛けている。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。各イベント参加費無料。