調布市グリーンホール(調布市小島町2)で1月13日、「第114回調布寄席 吉例新春寄席 五街道雲助 林家正雀 二人会」が開催される。
五街道雲助さんは、長編人情噺(ばなし)や怪談噺を、切れの良い江戸弁で口演する古典落語の正統派。「正統派の雄」とも呼ばれ、昨年、紫綬褒章を受章した。林家正雀さんは、林家彦六さんの怪談噺・芝居噺の後継者。
ともに真打ち昇進後30年を超えるベテランが、親子・夫婦の情を描く名作「子別れ」を上下に分けてリレーで口演する同二人会。そのほか、1席ずつ口演を予定し、鏡味味千代さんの大神楽(だいかぐら)で正月を演出する。
主催する調布市文化・コミュニティ振興財団の菅原さんは「手拭いと扇子だけを小道具に、はなし家が一人で何役も演じる落語。話芸の力とお客さまの想像力で、作品の舞台である江戸の街を感じていただけると思う。2人のベテランの芸を聴き比べてお楽しみいただきたい」と話す。
開催時間は18時30分~。チケット料金は全席指定で、一般=3,000円、22歳以下=1,500円。未就学児不可。