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狛江で1340万円の超リアル「シロクマ親子」 動物保護も訴え、発売1カ月で3体受注

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狛江で1340万円の超リアル「シロクマ親子」 動物保護も訴え、発売1カ月で3体受注

親子1組で1340万円(税別)のシロクマ親子。親子1組の製作期間は約3カ月ほどかかるという

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 狛江市にある、ブラストの特殊造形スタジオ「ZEPPET(ゼペット)」で製作されたリアルな動物美術品、「ANIMALS AS ART」の第1弾となる「シロクマ親子」が話題となっている。

穏やかに眠るシロクマの親子の後ろ姿。背骨や筋肉などの肉体構造も忠実に再現され、見た目だけでなく触感もリアリティを追求している

 企画制作したのは、映像やデジタルコンテンツ、アトラクション施設などさまざまなエンターテインメント・プロダクツを企画開発しているブラスト(千代田区)。社長を務め、30年以上にわたり特殊造形業界に携わる岡部淳也さんが、人間の鑑賞物として殺され、置物として加工されたシロクマの剥製を目にし、「人の持つ技術を集結させて、生きているかのような動物アートを作ろう」と発案した。剥製の廃絶と絶滅危惧種の保護を訴えることも制作目的の一つに掲げ、売り上げの1パーセントをWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)に寄付する。

 リアルな生物感を出すため、フィギュアメーカーの海洋堂所属で動物造形の第一人者である松村しのぶさんにベースモデルの製作と監修を依頼。社内造形部門であるゼペットのチーフクリエーター・高橋勇也さんが筆頭となり、実物大のシロクマの親子を製作した。親は重量約110キログラム、全長2メートル85センチ、子は重量約20キログラムで全長1メートル。

 造形職人とアシスタントの計6人で、親子1組を3カ月ほどかけて作り上げる。骨、筋肉や脂肪の層、皮、毛の4層構造となっており、足裏の肉球や脂肪の多い尻の柔らかさ、背骨や筋肉の硬さや皮膚のたるみなど、肉体構造も忠実に再現。見た目だけでなく、触感も本物に迫る。

 全身を覆う体毛は、アクリル系の人造毛を採用。顔まわりの体毛は手作業で植え込んでいくため、2人で作業しても1カ月はかかる。寝姿をモデルに選んだのは、「美術品として人が見て、最も安らげる姿であり、シロクマが動かずにそこにい続けても不自然ではない姿である、という究極のリアリティーを追求した結果」(高橋さん)だという。

 親子1組の販売価格が1340万円(税別)、親のみでも890万円(以上、税別)と高額だが、今年1月5日に発売されてからすでに親子1組を3組受注、2組の予約が入っている。

 いとおしそうにシロクマの毛並みを整えながら「リアルにどれだけ近づけるかが常に課題なので、評価が高いこの作品に関わることができて素直にうれしい。美術品なので観賞用に作っているが、置く場所や楽しみ方は購入者の自由。今後はワニやパンダの製作を検討していきたい」と高橋さんは話す。

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