調布市文化会館たづくりとグリーンホール(以上、小島町2)で3月8日から、「第28回調布映画祭2017」が開催される。主催は調布市文化・コミュニティ振興財団。
「映画のまち調布」をキャッチコピーとする同市で、最大の映画祭となる同企画。毎年恒例のイベントとして、市内の映画関連会社が携わった映画などを上映するほか、小道具や資料の展示、関連会社の紹介や情報発信などを行う。
上映作品は、「勝手にしやがれ」「オズの魔法使/Wizard of Oz」「くちびるに歌を」「映画 けいおん!」「スノーホワイト―氷の王国―」「スタンド・バイ・ミー」「それいけ!アンパンマン」といった新旧の名作や話題作など34作品。無声映画「忠魂義烈 実録忠臣蔵」「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」は、活動写真弁士による活弁と、ギターと三味線、フルートの生演奏付きで上映する。
さらに、「誘拐報道」の伊藤俊也監督、「不死身なあいつ」の脚本家・石森史郎さん、「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督、「あん」の原作者・ドリアン助川さんと俳優・樹木希林さんが、それぞれ上映前後に舞台あいさつを予定しているほか、「古都」の上映の際には映画評論家・モルモット吉田さんによるゲストトークが行われる。
期間中、展示会場では、撮影で使用する小道具や機材、資料を展示する「調布映画祭2017展」や「市立図書館開館50周年記念 映画の図書展」を開催。レストラン「スリジェ」(小島町2)による映画祭にちなんだオリジナルスイーツの販売や市民演奏家によるミニコンサート、調布エフエムによる公開生放送など関連イベントを多数用意するほか、映画の原理を体験できるワークショップ「16mmフィルムで作るシネカリグラフィ」「アニメの原理ソーマトロープを作ろう♪」「調布映画祭バッジを作ろう!」「からくりボックスを作ろう!」も行う。
映画祭の開催に伴い、プレイベントも実施。1日から、市内の参加飲食店舗で映画祭にちなんだランチを食べてスタンプを3つ集めると、文化会館たづくり展望レストランのランチビュッフェを食べることができる「調布映画祭×ランチスタンプラリー」、5日には、新宿ゴールデン街のサウンドトラックバーの店主が選んだ映画音楽を楽しむ「調布映画祭×サントラ」が行われる。
上映期間は3月10日~12日。上映・展示・イベントは全て入場無料。ワークショップは有料。詳細はホームページで確認できる。