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調布で復興支援トークイベント 震災で壁新聞発行「石巻日日新聞」パネルも

宮城県石巻市で震災後にマジックペンで書き込んだ新聞の号外を避難所6カ所に貼り出した「石巻日日新聞」

宮城県石巻市で震災後にマジックペンで書き込んだ新聞の号外を避難所6カ所に貼り出した「石巻日日新聞」

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 調布市市民プラザあくろす(調布市国領町2)市民活動支援センターで4月4日、東日本大震災復興応援イベント「いま、私にできること~~石巻日日新聞の方と未来を語ろう~」が開催される。

東日本大震災復興応援イベント「いま、私にできること~~石巻日日新聞の方と未来を語ろう~」

 2014年11月から開催している同イベント。物産販売やキャラクターショー、写真展などを毎年企画。震災から6年後を経て、他地域でも自然災害が発生していることから、改めて市民、行政が一体となり、「いま、私にできることを」を継続し、ともに未来へ進むことを目的にトークセッションを行う。

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 当日は、宮城県石巻市で震災後に壁新聞を発行し続けた「石巻日日新聞」の当時の報道部長で、現在はニュース博物館「石巻ニューゼ」館長である武内宏之さんを招き、当時の様子や全国とのつながりなどのほか、調布でも「今、市民ができること」をテーマにトークセッションを行う。

 同紙は、石巻日日新聞社が石巻市、東松島市、牡鹿郡女川町をエリアとして発行している地域紙だが、震災で停電と津波により社屋が浸水し、輪転機が水没。濡水しなかった新聞ロール紙に、マジックペンで書き込んだ新聞の号外を、3月12日から17日までの6日間、市内の避難所6カ所に貼り出し、ライフラインの復旧状況や避難所での生活関連情報を伝えた。記者自身も家族・親族の安否も分からない中、最前線で取材を続け、被災者の貴重な情報源となり、人々を励ました。後に、「伝える使命」とは何か、震災後7日間の記者たちの葛藤を追った著書「6枚の壁新聞 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録」を出版。

 3月27日からは同会場で、壁新聞6枚の原寸大パネルを展示。2014年に調布の復興支援団体が避難所に貼られていた壁新聞の写真からパネルを作成し、展示後石巻に返還したもので、その後も全国各地の講演などで使用されている。

 実行委員長の横山泰治さんは「震災から6年がたち、これからの未来を東北の方と一緒に考えるきっかけになってもらえれば。東北の皆さんが私たち東京の住民についてどれだけ心を配っているかも感じてもらえたらうれしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は19時~21時。