調布・三鷹・府中の3市にまたがる「都立武蔵野の森公園」で5月9日、調布市内在住の5歳の男の子がピンク色のバッタを捕まえた。
男児・拓実君の母親によると、拓実君が昆虫に興味を持ち始めたのは2歳ごろからで、図鑑を読みあさり、今では毒の有無まで自分で判別して捕まえるほど。
ピンクのバッタを見つけたのは幼稚園の帰り道にある同公園でいつものように昆虫探しをしていたとき。ピンク色の物が動いていたので追い掛け、捕まえたらバッタだったという。バッタの体長は約2センチ。現在は自宅の虫かごで大切に飼育している。
多摩動物公園教育普及係の恩田さんによると、拓実君が捕まえたバッタは「ヒナバッタ」の染色体変異個体という。ヒナバッタはバッタ目バッタ科に属する小型のバッタ。
拓実君は「図鑑で調べたが分からず新種かと思った。ピンクのバッタなんて人生で初めて見た」と笑顔を見せる。