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調布・仙川の街を舞台にジャズの祭典 10周年迎え期間拡大

ファミリー向けプログラムの「子どものための音あそび(写真は2013年)」©MASAAKI IKEDA

ファミリー向けプログラムの「子どものための音あそび(写真は2013年)」©MASAAKI IKEDA

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 調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)を中心とする仙川地域で9月13日から17日、フリージャズや前衛的なアートパフォーマンスが披露されるイベント「JAZZ ART せんがわ 2017」が開催される。

人気の「ジョン・ゾーンズ・コブラ」©MASAAKI IKEDA

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 今年で10回目を迎える同イベントをプロデュースするのは、日本を代表する国際的ボーカリストで「ヒカシュー」のリーダー巻上公一さんと、境界のないジャンルで活躍し「モダンベースの王者」と呼ばれる藤原清登さん、多種多彩なセッションおよびソロを国内外で展開するチェロ奏者の坂本弘道さん。

 公演は即興的な音楽やアートパフォーマンスを中心に、先端を行く演奏家にスポットを当てる。プログラムは、13日に東京の鬼才ミュージシャンを集めたオールスターバンドとオーストラリアのピアニストによる「藤井郷子オーケストラ東京feat.アリスター・スペンス」からスタート。14日には同3人のプロデューサーによるユニットが共演する「トクマルシューゴ+カフカ鼾+JAZZ ARTトリオ」、15日には、イベント開始当初から演奏され強い人気を博してきた即興演奏システム「John Zorn’s COBRA」が第10回を記念して復活する。16日・17日には、各プロデューサーが1ステージずつ制作指揮を執り、国内外の個性的な音楽家たちが一堂に会して今回限りのセッションを披露する。

 関連イベントとして、14日に同3人のプロデューサーと一般公募音楽家による「自由即興ZOO」、16日に0歳から入場可能な「子どものための音あそび」、17日に「サンデー・マティネ・コンサートvol.183~トランペットの不思議」などを用意。同劇場外では、16日・17日には数人の観客が至近距離で演奏を体験できるよう四方が囲まれた移動式極小ライブスペース「CLUB JAZZ 屏風(びょうぶ)」が仙川地域に出現するほか、クイーンズ伊勢丹前公園で野外ライブを実施する。さらに、仙川地域で両日、ダンサーと音楽家によるライブセッションを体験するパフォーマンスイベント「LAND FES vol.9 せんがわ」が同時開催される。

 総合プロデューサーの巻上さんは「第1回のあいさつの時に『10回はやるぞ!』と言ったのが実現した。十分な予算がない中でも続けてこられたのは、多くのボランティアや素晴らしいミュージシャンが参加してくれたからこそで、とても感謝している。生き生きとした音楽、親密な関係で成り立つライブを志向した、日本で唯一のユニークなフェスティバル。ぜひ多くの皆さんにご来場いただきたい。面白いですよ」と話す。

 チケットは、1Stageチケット(1公演)一般=3,000円、市民=2,700円、学生=1,500円、1Dayパス(1日通し券)=6,800円、2Daysパス(2日通し券)=1万2,500円、フリーパス(全ての公演)=1万8,000円(20枚限定)。「子どものための音あそび」は、一般=500円、小学生以下無料(要予約)。そのほか、詳細はホームページで確認できる。

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