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調布・仙川のギャラリーカフェが営業再開 知人らが協力、店内は手作り

「niwa-coya(ニワコヤ)」リニューアルオープン当日の笠原真志さん、文代さん

「niwa-coya(ニワコヤ)」リニューアルオープン当日の笠原真志さん、文代さん

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 調布市仙川の「カフェ&ギャラリー niwa-coya(ニワコヤ)」(調布市若葉町1、TEL 03-6322-1848)が10月17日、取り壊しによる閉店から7カ月ぶりにリニューアルオープンした。

庭にあったレンガを敷き詰めた通り道や白い扉など、所々以前の小屋の面影が残る店内

 同店は2004年10月、店主の笠原真志さんと文代さんが、借りていた自宅に週末ギャラリーをオープンしたのが始まり。小さな庭に立つ小屋のイメージから「niwa-coya」と名付け、一時カフェも併設して営業していたが、今年3月、建物の老朽化による取り壊しのため閉店となった。

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 家主の計らいもあり、同所での営業再開が決定。8月から知人など約90人以上が内装工事の手伝いに訪れる日々が2カ月続いた。店の外にあった小道のレンガを中に敷き詰め、入り口から以前の小道を通るようなイメージに仕上げた。天井を抜いて床を下げ、空間を広く見せる工夫を凝らし、窓や軒を作って、扉やテーブル、ベンチなどは再利用。元々の小屋のイメージに近づけるよう、店内は全て自分たちで手作りしたという。

 「新築の箱だったが、小屋の雰囲気を出したかった。空間を創造しながらの小屋作りは本当に楽しかった。大工仕事は性に合っている」と笠原さん。秘密基地のような雰囲気のテラス席と合わせ約30席を用意する。建物は新しく生まれ変わったが、変わらないものをたくさん詰め込んで迎えたリニューアルオープン。「お帰りなさい」と笑顔で扉を開ける常連客が絶えることなく、店内に残る面影に会話も弾む。

 笠原さん夫妻は、暮らしの中で芸術に触れられる場所として、買い物帰りに立ち寄れて、絵画や音楽などを楽しめるように、展覧会やライブなどを開いてきた。生まれ変わったニワコヤも、「暮らしとアートの交差点」というコンセプトは変わらない。ギャラリースペースは少し狭くなったが、陶芸や絵画などの展示イベントは引き続き行い、ほぼ毎年開催した同店の一大イベント「映画祭」も復活したいと考えている。

 海老沢農園の採れたて野菜も、店舗入り口の棚で販売を再開。無農薬で土のついた野菜を心待ちにしていた近隣住民の評判も上々で、野菜を買いに来た地元客がギャラリーに立ち寄ってお茶を飲んでいく。夫妻が太鼓判を押す同園の野菜は、カフェのメニュー「玄米お膳(飲み物付き)」(1,500円)に使う。

 一つ変わった点は営業時間が20時までになったこと。笠原さんは「ゆっくり休める場所でありたいから、夜はお酒も飲めるようなスタイルにしたい。少し大人になった『ニワコヤ』といったところ。小屋は新しくなったが、私たち2人は変わることなく戻ってきた。メニューや企画もまだこれからという状況だが、少しずつ自分たちらしい場所になっていければ」と話す。

 営業時間は11時~20時。月曜定休。10月末日までは在、インドの手仕事ブランド「秋のツォモリリ」を展示中。