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調布から観測「ダイヤモンド富士」今秋の見頃到来 山頂と太陽重なり自然の芸術

調布飛行場で熊澤孝昭さんが撮影した「ダイヤモンド富士」(2012年11月16日撮影)

調布飛行場で熊澤孝昭さんが撮影した「ダイヤモンド富士」(2012年11月16日撮影)

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 富士山頂に沈む夕日が重なり輝く「ダイヤモンド富士」が、調布市内で観賞できる時期になり、多摩川の土手など富士山が見られる場所では、日没の瞬間に「ダイヤモンド富士」を見ようとファンや写真愛好家らが集まっている。

調布の「ダイヤモンド富士」見どころマップ(2017年秋)

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 「ダイヤモンド富士」とは、富士山頂から朝日が昇る瞬間と山頂に夕日が沈む瞬間に、太陽がダイヤモンドのように光輝いて見られる現象。秋と冬の年2回、富士山が東か西の方向に見られる場所で、気象条件がよければ観賞できる。近年、「ダイヤモンド富士」は認知度も上がり、メディアにも取り上げられるため、ギャラリーが増加。秋と冬の違いはなく条件は同じため、秋の方が季節的に観賞しやすいという。

 同市在住で40年以上、富士山の写真を撮り続けている熊澤孝昭さんによると、今年は11月6日から10日間ほどかけて、多摩川では下流から上流の方向へなど、市内の観賞ポイントが移動する。調布の「ダイヤモンド富士」地図2017年秋を参考に、ライン上に立つと「ダイヤモンド富士」が見られる。

 熊澤さんの経験と計算による市内の「ダイヤモンド富士」が見える時間と場所は、11月10日16時21分ごろ=多摩川原橋付近、11日16時20分ごろ=たづくり展望室や多摩川2丁目土手、12日16時20分ごろ=上石原3丁目土手、13日16時20分ごろ=深大寺御塔坂付近や中央高速深大寺バス停上の橋、16日16時18分ごろ=調布飛行場付近など。見る場所の高さによって山頂への日没時間が変わるため、多摩川周辺の低地や高層の建物、崖線上などは多少の誤差が生じるという。

 熊澤さんは「高い建物が増えたため、鑑賞ポイントは減ってきている。高層マンションからは当たり前だが、町の平地から偶然ダイヤモンド富士が見られたときの感動はひとしお。調布にもまだ見られるスポットがあるかもしれない。スマートフォンで手軽に撮影が楽しめる時代なので、マナーを守って鑑賞や撮影を楽しんでほしい」と話す。「一眼レフでの撮影は、フィルターを外しマイナス補正で、太陽を真ん中にして、半分ほど山頂に沈んだときに撮るのがポイント」とアドバイスも。

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