調布東山病院(調布市小島町2)など市内の施設で11月14日前後にかけて、「世界糖尿病デー」にちなんだ「ブルーライトアップ」が行われた。
2006年に国連で制定され、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動の推進を呼び掛ける「世界糖尿病デー」。各地で施設などを同運動のシンボルカラーであるブルーに染めるライトアップが行われている。
同病院の糖尿病専門医が、糖尿病の予防は子どもの時期から必要で、保護者へ理解を深めてもらいたいと同運動への参加を企画。同市や同市医師会などに呼び掛け、実行委員会を立ち上げた。ライトアップは同病院のほか、同市医師会館、おぎもと内科クリニック、青木病院、創造印刷、味の素スタジアム、深大寺、角川大映スタジオ、調布クレストンホテルなどでも行われた。
関連イベントとして同病院では11月19日に、小・中学生とその保護者を対象としたイベントを開催。実際の施設、設備を利用する手術や検査、看護などの医療行為疑似体験や生活習慣を目的とした「ズンバゴールド」、「ヨガ」の運動教室、市内12カ所を巡る「スタンプラリー」を用意する。
1階フロアに「1日限定カフェ」をオープンし、生活習慣病に関する質問や相談に専門職が対応する。イベントの申し込みはすでに締め切られ、約150人が参加予定だという。
同病院広報課の鷲頭さんは「当院でこのようなイベントを行うのは今回が初めてだが、小・中学生に医療を身近に感じてもらい、親子で糖尿病のことや予防法を知って、将来のために生活習慣を見直すきっかけにしてもらえれば」と話す。