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調布・つつじヶ丘のシェアハウスで子ども食堂 地域貢献と認知度向上目指し

第1回「つつじヶ丘こども食堂」のメニューはトマトベースのカレーライス

第1回「つつじヶ丘こども食堂」のメニューはトマトベースのカレーライス

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 調布市つつじヶ丘のシェアハウス「シェアアパートメント調布」(調布市西つつじヶ丘1、TEL 080-5439-5888)で11月15日、「つつじヶ丘こども食堂」がスタートした。

「つつじヶ丘こども食堂」主催の松岡暢彦さん(左)と入居者で英語の先生(右) 「つつじヶ丘こども食堂」の会場で

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 シェアハウスの企画を手掛けるサンクチュアリ(世田谷区北沢)が運営する同物件の1階共用部でスタートした同こども食堂。同社社長の松岡暢彦さんは、健康なシニア世代の孤立、コミュニケーション不足、乏しい食生活などの解消につながるシニア世代向けのシェアハウスに注力しており、シニアの入居者と地域がつながる場として、シニア世代と同様、1人で食事をとる「孤食」の子どもを支える活動として全国的に広がる「子ども食堂」を企画した。

 同物件は元新聞配達所で、前には公園がある開放的な仕様になっており、かつては餅つき大会など地域コミュニケーションの場であったことから、1階の共用部分を地域に開放。シェアハウスが地域に溶け込み、シニア世代には認知度が低いシェアハウスという住み方を地域の人が身近に感じるきっかけにもしたいと、今後は月1回のペースで開催する予定。

 初回のメニューは定番のトマトベースのカレーライス。調理師免許を持ち、飲食店の経営経験もある松岡さん自ら食事を用意した。食事ができるまでの間、入居者である英語の先生によるカレー食材の英語レッスンや、英語の歌を歌うなど、入居者と参加者が交流を楽しんだ。参加者は未就園児から大人まで30人近くに上り、中にはお代わり3皿を平らげた小学生も。

 松岡さんは「将来、レストランとバーを併設して、元料理人の入居者が腕を振るうようなシニア向けシェアハウスなども作りたい。『こども食堂』は子どもだけでなく、大人のコミュニケーションの場にも利用していただき、シニアの方々にシェアハウスという住まい方を知っていただければ」と話す。

 今後の開催予定は毎月第3水曜=17時30分~19時30分。料金は、中学生以下=200円、高校生以上=300円。要予約。

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