調布で「フードバンク」発足 食品ロス削減・困窮者援助目指し喫茶店店主ら立ち上げ

「フードバンク調布」設立総会に参加したメンバー。理事長の久我幸子さんは、中央列の左から2番目

「フードバンク調布」設立総会に参加したメンバー。理事長の久我幸子さんは、中央列の左から2番目

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 調布市で、まだ食べられるのに捨てられている食べ物「食品ロス」を有効活用し、生活困窮者などへの支援活動を行う「フードバンク」設立に向け準備活動をしていた「フードバンク準備会」が12月11日、設立総会を開催し、「フードバンク調布」として正式に発足した。

「フードバンク調布」設立総会の様子。会員15人が参加した

 発起人は、調布市在住の久我幸子さん(67)。西調布一番街の喫茶「侘助(わびすけ)」の店主で、全国に広がりを見せる「フードバンク」活動に関心を持ち、2016年4月に調布市社会福祉協議会に問い合わせたことがきっかけ。地域の福祉施設や生活困窮者への援助や、まだ食べられる多くの食品が破棄されている「食品ロス」の削減を目的に、「フードバンク準備会」を立ち上げた。

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 設立総会に集まったのは、今年5月に開催されたフードバンクについての講演を聞き、共感したメンバーなど15人。「NPO法人フードバンク狛江」による講演会は、久我さんが同市社会福祉協議会の協力を得て主催した。その後、講演会に参加したメンバーが中心となって勉強会を重ねたほか、「フードバンク狛江」「フードバンク八王子えがお」などの他団体へ活動見学に行くなど、発足に向け準備を進めてきた。

 「寄付食糧は缶詰、インスタント・レトルト食品、米などが主で、生ものは扱わない。食糧支援を通して、食を分かち合い共に支え合う、心豊かな社会づくりを目指している。まち全体が一つになり高まっていくような、皆さんが社会問題について考えるきっかけになりたい。工夫をしながら支援の輪を広げ、声を掛け合って活動していきたい」と副理事の安保さん。

 理事長となった久我さんは「調布にフードバンクを作りたいと無謀にも一人で動き出したが、頼もしいメンバーに巡り会え、ようやく『フードバンク調布』を設立することができた。夢のようだが、まだ一歩を踏み出したばかり。4月から始まる具体的な活動に向けて会員を増やし、人手や資金面など、皆さまにも支えていただきたい」と協力を呼び掛ける。

 来年4月、市内に倉庫を借り、支援活動を開始する予定。正会員、賛助会員を募集しており、年会費は、正会員=3,000円、賛助会員=1口1,000円、特別会員=1口1万円。賛助会員、特別会員ともに1口以上。問い合わせは久我さん(TEL 042-482-0642、Eメール foodbank.chofu@gmail.com)まで。

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