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調布・深大寺にコミュニケーションバー 日替わり「一日マスター」立つ発信・交流の場に

オープニングレセプションであいさつをする調布企画組・主宰の長尾純平さん

オープニングレセプションであいさつをする調布企画組・主宰の長尾純平さん

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 企画グループ「調布企画組」が12月9日、「深大にぎわいの里(調布卸売りセンター)」(調布市深大寺元町1)2階に、コミュニケーションの起点となるカフェバー「紗ら+(さらさら)」をオープンした。

一日マスターが立つキッチン(左)と日替わりフードメニュー「大根と揚げの炊いたん」

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 同グループは、「調布が好きだ」という共通の思いを持つ異業種のメンバーが集まり、調布を盛り上げ、その魅力を発信するため、2015年に結成された企画集団。布多天神社の「いろどりマルシェ」や「色輪っかプロジェクト」などを企画・運営している。同店は、「人が集い、笑い、対話を経て、新しい価値を生み出せる場に」をコンセプトに、発信や交流の場所となる実店舗として開店。週末を中心にカフェ&バーの通常営業に加え、「一日マスター」などイベントを行っていく。

 白い壁にプロジェクターで映像を流すなど工夫を凝らした店内には、約20席を用意。ドリンクメニューは、「ハートランドビール」(500円)、「ジョニーの特製レモンハイ」(500円)、日本酒各種(600円)や、ワイン赤白(各500円)などを提供する。

 調布企画組・主宰の長尾さんは「駅近でもなく、広くもないが、隣には優しく流れる野川がある。1階の市場は活気にあふれ、近くには温泉や調布の名古刹・深大寺の自然もある。ここに集い、新しく『何か』を創造する場所を作りたかった」と話す。同日開催したオープニングレセプションには、調布を愛する関係者、知人、友人など、多くの人がお祝いに駆け付けた。

 イベントは、昼間はファミリーや子連れ層に向けた発信・交流の場として、料理教室やワークショップを開催。夜は、「一日マスター」と呼ばれるゲストがキッチンに立ち、調理や接客をする。一般的な料理教室やスナックとはひと味違い、日ごとに変わる「今日のマスター」を中心に、縁のある人が集まって食事や酒を楽しみながら、対話することで新しいアイデアや価値、交流が生まれる場所を目指す。

 20日は、「お笑い」専門のライター・評論家として活動するラリー遠田さんがマスターとして、「『好き』を仕事にする専門家ライターの仕事術」について話す。21日は、「きもの屋ゆめこもん」の店主・中村篤さんによる、昼の部「ママと子供の着物サミット」、夜の部「和洋をミックスした新感覚のファッション」を開催。26日には、古橋大地さんによる奥の深い「地図バー」が開店する。参加費は、昼=1,000円(子ども無料、コーヒー・紅茶と菓子付き)、夜=3,000円(ワンドリンク付き・おばんざいスタイルのフードあり)。参加費はイベントによって変動する場合あり。

 長尾さんは「従来の飲食店にはない自由な発想とコミュニケーションで、堅い企画から柔らかい企画まで、考えつかないような『紗ら+(さらさら)』の活用法を実現させていきたい。誰でもお客さまで、誰でもマスターになれる場所。たくさんの人たちが関わり、集まる場所になってくれれば」と話す。

 営業時間は18時~24時。営業日、イベント詳細はホームページで確認できる。各イベントは完全予約制、定員は20人。予約は、フェイスブックイベントに参加予定する、もしくはホームページの問い合わせから。全席禁煙。

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