映画「ちはやふる-結び-」が3月17日に公開されることを記念して府中市は現在、同作ゆかりの地を巡る「ちはやふるデジタルスタンプラリー in 府中」を開催している。
同作は、競技かるたを題材にした末次由紀さん原作の人気漫画の実写版で、2016年に公開された「ちはやふる-上の句・下の句-」の続編。
主人公の所属するかるた会のモデルは片町文化センターを拠点に活動する「府中白妙会」で、前会長の前田秀彦八段(史上最年長準名人)は主人公の師匠・原田秀雄先生のモデルとも言われている。周辺施設や風景が作品に登場することから同市は、滋賀県大津市(競技かるた大会会場の近江神宮)や福井県あわら市(登場人物の生活地)とともに「ちはやふるの聖地」として応援している。
デジタルスタンプラリーはスマホのGPS機能と専用アプリ(無料・通信料別途)を利用し、主人公の綾瀬千早が落とした百人一首(デジタルスタンプ)を集めるもの。府中駅・分倍河原駅・府中本町駅からスタートする3コースがあり、指定6スポットを巡りスタンプを集めるとコースごとに異なるイラストがダウンロードできる。全コース合計18個のスタンプをコンプリートすると、府中市情報観光センターで府中オリジナルタオルマフラーがもらえる(先着100人)。同センターや府中市郷土の森観光物産館などでは、オリジナルグッズの販売も。
関係者は「デジタルスタンプラリーで千早と太一が住むまち府中を楽しく巡って」と話す。
3月31日まで。スタンプラリー稼働時間は、安全を配慮し8時~20時。