東京では3月17日、平年より早いソメイヨシノの開花が発表され、調布市内でも現在、桜の開花が一気に進んで、満開を迎えている。
味の素スタジアム脇の甲州街道から武蔵野の森公園に続く「スタジアム通り」では、約300本の桜並木が満開。昨年11月にオープンした、2020年東京オリンピック(バドミントン・近代五種のフェンシング)とパラリンピック(車椅子バスケットボール)の競技会場となる「武蔵野の森総合スポーツプラザ」(西町)は、初めて桜の季節を迎えた。「調布の新たな撮影スポット」と笑顔でカメラを向ける人の姿も見られる。
同市を流れる多摩川周辺の桜もほぼ満開。市民の花見・散歩コースとして愛されている川沿いの「桜堤通り」は、京王多摩川駅から日活撮影所付近までの約1キロにわたって、沿道や遊歩道など約140本のソメイヨシノが見頃。染地周辺なども訪れる人でにぎわいをみせている。
野川公園や深大寺周辺も同市の桜の名所として人気があり、神代植物公園では「桜まつり」が開催されている。市内の花見は週末に当たる31日と4月1日にピークを迎えると予想される。