調布の多摩川住宅が完成から50年 給水塔の「聖地」として話題に

高さ40メートルで、高地水槽方式と呼ばれる多摩川住宅の給水塔

高さ40メートルで、高地水槽方式と呼ばれる多摩川住宅の給水塔

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 調布市と狛江市にまたがるマンモス団地「多摩川住宅」が今年、完成から50年を迎える。

桜が彩る多摩川住宅の給水塔

 同団地は1964(昭和39)に着工し、1968(昭和43)年完成。33万4000平方メートルの敷地に88の住宅棟(約3870戸)が立ち並び、建設当時は異例の規模だったことから、天皇陛下が皇太子時代に視察に訪れるほど話題になった。

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 今では建物の老朽化や居住者の高齢化などにより静かになった同団地だが、現在、団地給水塔ファンの中で多摩川住宅の給水塔が「聖地」だと話題になっている。

 同給水塔は、高さ40メートルで、高地水槽方式と呼ばれるもの。ポンプで給水塔の中に水を押し上げ、団地の住居との高低差を利用して自然流下で配水を行う仕組みだが、1つのエリアに5基の給水塔が建っていることは全国的にも珍しく、巨大なオブジェとして大きく存在感を放っている。ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」の代表曲「天体観測」のミュージックビデオにも登場し、ユーチューブでの再生回数は6千万回を超え、ツイッターでも「『天体観測』のPVが多摩川住宅でテンションあがった!!給水塔素敵!!」(原文ママ)などの投稿もあり、全国的に名をはせている。

 給水塔ファンの間では、インスタグラムで「#給水塔」を付けて給水塔の写真を投稿することも人気で、調布の多摩川住宅の給水塔が「インスタスポット」として再燃の兆しを見せている。

 同団地は老朽化により建て替えが始まっているが、同給水塔も取り壊されるのではないかとファンの間では心配する声も上がっている。

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