東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で現在、「楢橋朝子写真展2009/1989近づいては遠ざかる」が開催されている。
写真家の楢橋朝子さんは1959(昭和34)年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部美術専攻卒業後、1989年に個展「春は曙」を初開催。1990年に作品発表の場としてギャラリー「03FOTOS」を開設した。2000年からは海や湖の水面から陸を眺める「half awake and half asleep in the water」シリーズを展開している。
同展では、ドバイなど海外の街を撮影した最新作と「half awake and half asleep in the water」作品、初期のモノクロシリーズである「春は曙」作品の約40点を展示。楢橋さんは「活動を始めて20年という節目の年に、安藤忠雄さんが設計した魅力的なコンクリートの空間で自分の最新作と初期作がどのように呼応するか試みた」と話す。
期間中、ゲストを招いて楢橋さんと語り合う「連続フロアトークショー」を開催する。ゲストは、写真家・森本美絵さん(9月26日)、文芸評論家・安藤礼二さん(10月18日)、写真家・森山大道さん(同24日)、写真家・石内都さん(11月14日)、読売新聞文化部記者・前田恭二さん(12月12日)を予定する。司会進行は畑中章宏さん。
開館時間は、月曜・木曜・金曜=11時~18時30分(入館は18時まで)、土曜・日曜・祝日=10時~18時30分(入館は18時まで)。ショー開催日の14時30分~16時30分、一般の入館は不可。火曜・水曜休館。入館料は、一般=300円、大学・高校生=200円、中学・小学生= 100円。12月27日まで。トークショーは、15時~16時30分 (開場14時45分)。別途500円が必要。予約不要。