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電通大ミュージアムの歴史的音響機器で音楽鑑賞会 100年前のエジソン蓄音機など

電気通信大学UECコミュニケーションミュージアムに動態保存されている1911(明治44)年に製造されたエジソン蝋管蓄音機

電気通信大学UECコミュニケーションミュージアムに動態保存されている1911(明治44)年に製造されたエジソン蝋管蓄音機

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 「歴史的音響機器が奏でる音楽鑑賞の夕べpart5『音で巡る中南米の旅』」が9月14日・15日、調布の電気通信大学UECコミュニケーションミュージアム(調布市調布ヶ丘1)で開催される。

過去に行われた「歴史的音響機器が奏でる音楽鑑賞」の様子

 同ミュージアムには、1911(明治44)年に製造されたエジソンの蝋管(ろうかん)式蓄音機「モデルD」や2分蝋管レコード用エジソン蓄音器、1937(昭和12)年ごろの電気蓄音器「ナナオラ97型」、LPプレーヤー「Dual 1219 United Audio」、1919(大正8)年のスピーカー「Loud Speaking Telephone 518-W Western Electric」など、多くのオーディオ機器が稼働可能な形で動態保存されている。専門知識を持った学術調査員が古い文献や資料を調査しながら修復作業を繰り返していることから、ただ展示するだけではなく、現在では聴くことができない音色と音響を再現しようと、コンサートを開いている。

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 今回は8~9曲の中南米の曲を、蓄音機やスピーカーを変えながら鑑賞。エジソンの蝋管蓄音機やメンテナンスにより動くようになった1930(昭和5)年ごろのオートチェンジャー、スピーカーなどを使うという。

 学術調査員の小口貴仁さんは「音楽は製作された時代の機器を用いてこそ、その本来の魅力を引き出すことができる。地域性・民族性が複雑に融合した中南米の音の広がりを、音響機器の専門家による解説と共に堪能してほしい」と話す。

 開催時間は、14日=18時~19時30分、15日=15時~16時30分。定員は各回20人(要申し込み。先着順)。入場無料。