調布銀座の老舗ダイニングバー「Pina Colada(ピニャコラーダ)」(調布市小島町1、TEL 042-487-0652)がリニューアルし、9月28日、プロジェクションマッピング導入を記念したイベントを開催する。
同店は、調布銀座で28年続く老舗のダイニングバーで、今年6月、階下で営業する「北海道食堂 彦べえ」が経営を譲り受けた。現在「彦べえ」は、昨年オープンした「調布大衆食堂W(ダブル)パンチ」と合わせ、市内に3店舗を経営。北海道直送の魚介類など、国産の産直食材を3店舗で共有して提供するほか、互換する新メニューの開発、従業員は各店舗にシフトや応援に入るなど、店舗間の協力、交流が進んでいるという。
北海道出身で代表の白髭克彦さんは「1階と2階のお付き合いから店を引き継がせてもらった。今回、新たにプロジェクションマッピングを導入し、老舗の良さを残しつつ、『彦べえ』の魚介食材の色も出して、よりおいしく楽しいダイニングバーにリニューアルした。『厚岸(あっけし)直送生がき』(400円)、『鮮魚のカルパッチョ』(980円)はお薦め」と話す。
プロジェクションマッピングを導入する飲食店は都内でもまだ数店と話題性があることや、以前からニーズの多かった貸し切り・パーティーなど、誕生日や歓送迎のシーンに合わせ店を彩りたいと考えたことが導入のきっかけ。店内に元々あった凹凸のある岩壁を生かし、四季折々の映像や「HAPPY BIRTHDAY」「FC TOKYO」などのメッセージを映し出す。「マッピングで店の雰囲気を変えることによって、使えるシーンが増やせると思う。遅くまで飲めるダイニングバーとして日常使いにも、また目的やイベントに合わせグループで使っていただければ」と白髭さん。
導入記念イベントは、同店のマッピングを手掛ける「映像音狂集団イロメント」による音楽と映像のパフォーマンスで、クラブのような雰囲気を楽しめるよう企画した。「調布に今までなかった雰囲気の中、一夜限りの音楽と映像のパフォーマンスを楽しんでいただきたい」とも。
店長の池亀英治さんは「変らぬ良さはそのままに、進化し続ける調布に置いていかれないよう、新しいことを取り入れて頑張っていきたい。調布唯一のプロジェクションマッピングバーとして、おいしい食事とお酒、映像と変化する雰囲気を楽しめるダイニングバーになれれば」と話す。
イベント、28日19時~翌3時に開催。チケットは1ドリンク付きで、前売り=1,000円、当日=1,500円。同店で販売する。営業時間は17時~翌1時(金曜・土曜は翌3時まで)。日曜定休。