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調布の老舗印刷店が新サービス「マイノート」 パーツを選び世界に一冊のノート

「内田平和堂」の新サービス マイノートのサンプル

「内田平和堂」の新サービス マイノートのサンプル

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 ノートのパーツを選んで世界に一冊だけのマイノートを作るサービスが12月3日から、調布市つつじヶ丘の内田平和堂(調布市東つつじヶ丘1、TEL 03-3300-7301)で始まった。

「内田平和堂」代表取締役内田眞一さん(中)とスタッフの木村三薫さん(左)花田琢さん(右)

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 1923(大正12)年に創業し、かつては甲州街道だった通り沿いで95年にわたり印刷業を営んでいる同社。印刷業の技術開発とともに、さまざまな印刷機を取り入れし、現在では最新技術「UVプリンター」も導入。一般的な紙をはじめ、防水紙、キャンバス、木材、アルミ、塩化ビニールなど、さまざまな素材への印刷も行っている。社内一貫生産により、小ロットの印刷が可能で、既成の紙袋などに直接印刷してオリジナルの紙袋が作成できるほか、客が持ち込んだスマホケース、パソコン、アルミの名刺入れなど一点物への印刷にも対応する。

 環境に配慮し、自然由来のインキを使い、中間材の削減や古紙のリサイクルを推進するなど、全日本印刷工業組合連合会の「環境推進工場」にも認定された。新たに始めたマイノートサービスは、残った印刷紙の活用を目的に企画したもので、ノートの表紙、中紙、留め金を選び、オリジナルのマイノートを制作できるもの。

 表紙と裏表紙には、オリジナルデザインや無地など約20種類、1セット15枚の中紙には、無地・罫線・升目それぞれに質感の異なる約30種類、留め具はゴム留め、革のボタン留め、リングは黒、ゴールド、シルバーを用意する。店頭で紙の書き心地や組み合わせを試しながら選び、20分程度で持ち帰ることができる。パーツ各100円、製本代500円で、最低900円から購入でき、別途表紙の印刷(500円)も可能(以上税別)。

 同社社長の内田眞一さんは「かつて使用していた印刷機などの展示もしている。文房具好きの方はもちろん、もの作り好きの方にもぜひ来店いただきたい」と話す。

 営業時間は9時~18時。日曜・祝日・第1土曜・最終土曜定休。

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