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「今日の日はさようなら」ゆかりの地・調布に歌碑 市民有志の手で実現

つつじが丘児童館横に建てられた歌碑。取り付けられた鉄琴をたたく「今日の日はさようなら」のメロディーが奏でられる。

つつじが丘児童館横に建てられた歌碑。取り付けられた鉄琴をたたく「今日の日はさようなら」のメロディーが奏でられる。

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 「日本の歌百選」に選ばれ、柴崎駅の駅メロにもなった調布ゆかりのうた「今日の日はさようなら」の歌碑「歌のモニュメント」が11月17日、つつじケ丘児童館(調布市西つつじヶ丘3)に建立された。

調布老舗の造園会社「深光園」協力のもと、歌碑が建立される様子

 同歌は1960年代初め、つつじケ丘児童館で活動していたボランティアグループ「ハーモニィサークル」の大学生・金子詔一さんが作詞・作曲し、児童館に集う若者らと「また会おう」の気持ちを込めて歌ったのが始まり。その後、フォーク歌手の森山良子さんの歌声とともに全国各地で親しまれるようになり、今年、京王線柴崎駅の駅メロにも採用された。

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 同歌の作曲者である金子さんは、警視庁少年課の職員だった大野重男さんと共に、「ハーモニィサークル」を設立。集団就職も盛んだった当時、慣れない都会生活に苦労する若者を支えようとボランティア活動を開始した。柴崎やつつじヶ丘児童館を中心に、子ども会の活動や若者たちのサポート、作詞作曲活動に尽力し、その活動は現在も青少年教育に取り組み、大野さんが代表を務める「公益財団法人ハーモニィセンター」(渋谷区)に受け継がれている。

 歌碑建立活動は、「歌唱を通じて地域の歌を残し、広めていく活動にしてほしい」という金子さんの思いから、「親子で歌い継ぐ日本の歌百選を歌い伝え継ぐ会」を設立。代表の門傅(もんでん)さん(72)の呼び掛けで集まった市民有志により2014年に始まり、市民のための演奏会活動を精力的に行っている。

 今夏には、同市内の老舗造園会社「深光園」(深大寺元町4)の協力も得て、地産の材木に一つ一つ市民有志の手で歌碑の文字を彫る作業を開始。数カ月を経て、温かみのある木製のモニュメントが完成した。歌碑は、調布市職員も駆け付ける中、11月8日につつじが丘児童館に建立。11月17日には歌碑のお披露目に合わせ、日本の歌百選を演目に演奏会が行われた。

 「歌碑建立委員会」の門傅さんは「オール調布での取り組みがあって歌碑は完成した。『今日の日はさようなら』のような名歌が調布で生まれたのだということを多くの人に知ってもらいたい」と話す。

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