京王線の線路跡地を整備し、「鬼太郎ひろば」として活用する費用として調布市が初めて実施したクラウドファンディングが12月26日、受付開始後23日間で500万円の目標額を達成した。
同整備事業は京王線調布駅から西調布駅間の鉄道敷地の一部、約1800平方メートルに「ゲゲゲの鬼太郎」などの妖怪のオブジェや遊具を設置し、2019年春の完成を目指すもの。整備費用は約1億円。
クラウドファンディングの寄付金は全額、ふるさと納税の対象となり、5,000円以上でゲゲゲの鬼太郎などを描いたオリジナル礼状を贈呈、3万円以上では公園の銘板に寄付者の名前が刻まれる。
寄付者からは「子どもは『調布の宝』『未来への希望』です。たくさんの調布の子どもたちの笑顔溢(あふ)れる公園が整備されることを応援します!」「鬼太郎と水木しげる大先生の名が永遠に残る素晴らしい公園を作ってください。」「京王線沿線で生まれ育ち、調布駅には通学通勤で15年以上、毎日お世話になりました。今回この公園が建てられる場所を、いったい何千回通ってきたことでしょう。これからまた新しく生まれ変わると聞いて、また違う形で思い出になる場所になりそうで、ひろばができる事を楽しみにしています。今後ももっともっといい街になっていきますように」といった応援メッセージが50件以上、寄せられている。
調布市行政経営部財政課長の荒木さんは「大変多くの方から寄付をいただき、早々に目標額を達成したことに心から感謝するとともに、たくさんのメッセージもいただき、私たちの励みと希望にもなっている」と話す。「市外の方からの寄付も多く、水木先生や作品の知名度が全国的に非常に高いことも改めて実感した」とも。
クラウドファンディングは2019年1月31日まで引き続き受け付ける。