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箱根駅伝迫る 調布で最終調整の拓殖大、「下剋上」スローガンに優勝目指す

味の素スタジアム西競技場で練習する拓大の選手ら

味の素スタジアム西競技場で練習する拓大の選手ら

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 西調布にクラブハウスを構え、武蔵野の森公園、味スタ西競技場など、市内で練習をしている拓殖大学陸上競技部が1月2日・3日、第95回箱根駅伝に出場する。

岡田正裕監督と前回3区を走った赤﨑暁選手(3年)

 近年、人気が高まり、メディアも大きく取り上げるため、日本中の注目を一層浴びるようになった箱根駅伝。箱根を目指す大学は年々増え、競争が激化する中、前回、拓殖大は往路4位(同学新記録)、総合8位で4年ぶりにシード権を獲得した。

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 12月10日、エチオピア留学生のワークナー・デレセ選手(4年)をはじめ、エントリーメンバー16人が発表された。前回2区で8人抜きの快走を見せ、主将を務めるデレセ選手を柱に、馬場祐輔選手(4年)、戸部凌佑選手(4年)、赤﨑暁選手(3年)など、箱根経験のある実力者がそろう。

 拓大今季のスローガンは「下剋上(げこくじょう)」。シード獲得に自信をつけ、さらに高い目標に向かって練習に励んできた。箱根経験のある4年生を中心に、800キロを走り込む夏の恒例・阿蘇合宿などを乗り越えた下級生も実力をつけ、チーム力が充実したという。

 就任9年目の岡田正裕監督(73)は、2006年に亜細亜大を優勝へと導いた名将。今年10月、駅伝シーズンの幕開けを飾る「出雲駅伝」で、拓大は同学過去最高の4位という成績を収めた。監督は「苦手としていたスピード駅伝の出雲で、監督としての思惑通りに選手が活躍してくれた結果、最高の順位を残すことができた。チーム力も上がっている」と大会を振り返る。

 岡田監督は「9年目にして一番いいチームができた。箱根では、1区から良い流れをつくり、底力を発揮したい。昨今の箱根人気は『すごい』の一言に尽きるが、熾烈(しれつ)な競争の中、全員でチャレンジしたい」と話す。

 留学生初主将としてチームをまとめ最後の箱根となるデレセ選手は「チームが優勝できるように、個人として区間賞目指して頑張りたい」と意気込みを語る。

 1月2日8時、レースは大手町からスタート。拓大の選手らは調布市民の期待と声援も受け走る。