2020年東京パラリンピックで行われる車いすバスケットボールの国際大会「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2019(ワールドチャレンジカップ2019)」が8月29日から、武蔵野の森総合スポーツプラザ(調布市西町)で開催される。
オールラウンドなプレースタイルが持ち味の香西宏昭選手(右側) 提供:JWBF/エックスワン
車いすバスケットボールは、一般のバスケットボールと同じコート(リングの高さも同じ)で競技用車いすをたくみに操作しながら得点を競い、激しい攻防やスピーディーなパスワークが魅力のスポーツ。1960(昭和35)年の第1回ローマパラリンピック大会から実施され、人気の高い競技の一つ。
ルールは「ダブルドリブルなし」「ボールを持った状態で車いすを3回こぐとトラべリング」など若干の違いがあるが、大半は一般のバスケットボールと変わらないため観戦しやすい。選手にはそれぞれ障がいのレベルに応じて分けられた持ち点が与えられ、障がいの重い選手も活躍できるシステムになっている。
男子日本代表には、古澤拓也選手やドイツリーグでも活躍する香西宏昭選手などがいる。出場国は昨年の同大会で優勝した日本以外に、大会初代王者のオーストラリア、インドネシア2018アジアパラ競技大会で日本を破ってアジア王者になったイラン、日本を脅かすライバルの韓国。4カ国総当たりで予選を戦い、9月1日に優勝チームなどを決める順位決定戦を行う。
エキシビションマッチとして女子日本代表対女子オーストラリア代表も行う(8月31日を除く)。
大会主催者は「及川晋平ヘッドコーチ率いる男子日本代表が、強豪国を相手にどんな戦いを見せるか注目してほしい」と来場を呼び掛けている。
チケットは好評発売中(一部無料)。8月31日・9月1日のアリーナ席チケットを購入した来場者に日本車いすバスケットボール連盟オリジナルの「赤Tシャツ」を贈呈。