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調布出身のイラストレーターが窓辺に宿る物語表現 アニメ制作ワークショップも

調布市在住の美術作家・イラストレーター椎木彩子さんの作品

調布市在住の美術作家・イラストレーター椎木彩子さんの作品

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 「椎木彩子展 窓辺の物語」が現在、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)1階展示室で開催されている。

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 公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団が主催し、同市在住の美術作家・イラストレーター椎木彩子さんの作品を展示する。1983(昭和58)年同市に生まれた椎木さんは、明るい色彩と大胆な構図で日常の風景や植物、果物などをアクリル絵具で描き、東京、大阪、ソウル、台北など東アジアの都市各地で作品を発表するほか、書籍の挿絵、広告、CDジャケットなどを制作するイラストレーターとしても活躍。色や形の図形的なアプローチを得意とし、物語を軸に絵の手法や素材を考え、展覧会ごとに作品を作るスタイルを取る。

 同展では、「窓辺の周辺にある生活の痕跡」に引かれそこに宿る日常のストーリーに気付いた椎木さんが、作り手、住む人、外から見る人など建物の窓が出来上がるまでにはさまざまな人が関わっているように、作品を作る過程でもさまざまな人が関わるような展示にしたいと考え作品を制作。窓の専門家から聞いたエピソードや作品の鑑賞者から集めた詩「窓辺の自己紹介」をもとに描かれた絵画をはじめ、過去のワークショップで制作したアニメーション(ストップモーション)も紹介する。

 関連イベントとして、2月1日にはスマートフォンで撮影した写真を加工しアニメーション作品を制作するワークショップ「『窓辺の自己紹介』のアニメーションをつくろう!」や、歌やダンス、ライブペインティングを交えたパフォーマンス「窓辺の物語」を調布市せんがわ劇場で開催する。ワークショップは、事前申し込み制、参加費500円。パフォーマンスは、当日先着順、入場料500円。

 開催時間は10時~18時。入場無料。3月8日まで。1月27日・28日、2月17日・18日・22日・23日休館。

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