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調布・深大寺にコーヒー新店 「おいしいコーヒーで猫も人も幸せに」

「猫町珈琲研究所」店主のタナカサチさん 水で研いで自家焙煎した豆をハンドドリップで

「猫町珈琲研究所」店主のタナカサチさん 水で研いで自家焙煎した豆をハンドドリップで

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 自家焙煎(ばいせん)のコーヒー豆販売と喫茶「猫町珈琲(コーヒー)研究所」(調布市深大寺東町5、TEL 070-5376-9857)が2月2日、JAXA調布航空宇宙センター近くの三鷹通り沿いにグランドオープンする。

代金の一部は保護猫活動に寄付される「猫町珈琲研究所」のブレンド豆「猫心(ねこころ)珈琲」 

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 コーヒー豆の卸会社に勤務し全国各地でコーヒーに関する研修講師なども務め、退職後もワークショップなどを開催していたタナカサチさん。亡き愛猫から「必死に生きることや生きる喜びを教えてもらった」ことから、今は自分たちにできることで猫に恩返ししたいと、「愛猫を膝に乗せて飲むコーヒーのおいしさと優しくて幸せな時間」を提供すべく、昨春から調布・深大寺手作り市などで自家焙煎コーヒー豆とドリップコーヒーを販売してきた。同年大みそかからのプレオープンを経て、今回実店舗の同店をオープンする。

 コーヒー豆は生豆を水で研ぐことで汚れやあくを取り除き、自然乾燥させてから焙煎。豆をひいた後も茶こしで余分な微粉を除いてからコーヒーを抽出する手間をかけることで、「よりすっきりとしたクリアな味わいのおいしいコーヒーになる」とタナカさんは言う。100グラム単位で販売する豆は、月替わりで用意するシングルオリジン(100グラム=500円~)のほか、代金の一部を保護猫活動へ寄付するブレンド「猫心(ねこころ)珈琲」(同600円)を用意する。

 夫の田中コータさんも妻の影響でコーヒーに興味を持ち、さまざまな産地、焙煎方法、抽出器具、抽出技術などを使って日々夫妻でコーヒーを研究。コーヒーにまつわるさまざまな物が集まっている様子と、猫と人がのんびり暮らす町にあるコーヒー店のようでありたいとの思いを店名に込めた。

 店舗面積は約5坪で、カウンターとテーブル合わせて5席を用意する。店内で提供するメニューは、ハンドドリップで入れる「猫心ブレンドコーヒー」、月替わりで用意する「シングルコーヒー」、「フワフワミルクコーヒー」(以上500円~)のほか、「タマゴサンドイッチ」「本日のおやつ」(以上300円)などを用意。猫のアクセサリーやカレンダーなどグッズも販売し、ワークショップの開催なども予定している。

 タナカさんは「おいしいコーヒーで猫も人も幸せになっていただきたい。猫好き、コーヒー好きのお客さまに末永く愛される店になれば」と話す。

営業時間は、月曜~土曜=12時~20時、日曜・祝日=10時~18時。水曜・木曜定休。

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