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府中市郷土の森博物館で特別展「府中の野鳥図鑑」 迫力のオオワシ剥製も

府中で確認された最大の猛禽類であるオオワシの剥製標本。

府中で確認された最大の猛禽類であるオオワシの剥製標本。

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 府中市郷土の森博物館(府中市南町6、TEL 042-368-7921)は現在、写真パネルや剥製標本を展示して市内に飛来する野鳥を紹介する特別展「府中の野鳥図鑑」を開催している。

多摩川では冬に見られるオシドリ。くちばしの赤いカラフルな鳥がオス、くちばしの灰黒色の鳥がメス。「おしどり夫婦」という言葉があるが、実際は毎年パートナーが変わる

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 同市には、多様な生物の活動拠点である多摩川や浅間山など自然豊かな環境がそろっている。そのため餌となる植物や昆虫が多く、季節を通じて多種類の野鳥が集まってくる。

 同展では、冬になると浅間山などの雑木林に訪れる渡り鳥のジョウビタキや、本来の生息地である里山から市街地に移り住むようになったメジロなど、身近な野鳥の特徴や生態を分かりやすく紹介している。さらに、市内に渡来した珍しい鳥の貴重な写真や、多摩川上空で見られたことのあるオオワシの迫力ある剥製も展示している。

 担当者は「図鑑のページをめくりながら登場する一つ一つの野鳥をじっくり眺める感覚で楽しんでほしい。府中の豊富な野鳥を通じて、普段はあまり気にとめることの少ない身近な自然を感じていただけたら」と話す。

 開館時間は9時~17時(入場は16時まで)。開催期間中の休館日は17日、24日。博物館入館料は、一般=300円、中学生以下=150円、4歳未満および府中市在住の中学生以下・市内の小中学校に通っている児童や生徒は「学びのパスポート」利用で無料。8月30日まで。

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