調布市グリーンホール(調布市小島町2、TEL 042-481-7611)で12月22日、グローブ文芸朗読会 調布特別公演「クリスマスキャロル」が行われる。
グローブ文芸朗読会は、シェイクスピアシアター出身の俳優を中心に結成され、主にかん芸館(杉並区荻窪3)で活動している。昨年初めて、チャールズ・ディケンズの名作「クリスマスキャロル」を男女6人による群読劇として上演した。
同公演は、狛江市在住の作曲家・大政直人さんが「前奏曲」や「過去の精霊への間奏曲」など5曲の書き下ろし楽曲を提供。朗読に合わせてバイオリニストの阿部奈穂子さんが演奏する。出演者は佐藤昇さん、蔀(しとみ)英治さん、円道一弥さん、白井真木さん、北村青子さん、春口あいさん。
グローブ文芸朗読会の名付け親であり、リンカーン大統領やキング牧師、シェイクスピアやディケンズ、ワイルドやポーなどの作品などの朗読を手掛け、日英間交流に貢献した個人や団体を表彰する2009年度日英協会賞を受賞した荒井良雄さんは「50人程度の小会場での朗読会は、全国で静かなブームとなっている。俳優によるライブ朗読の魅力は、迫真の肉声で文学作品や思想をイメージ豊かに現前させること。マイクを前にした音読や録音は味わえない臨場感からくる感動がある」と話す。
開演は18時30分。チケットは、大人=2,000円、小学生4年生~高校生=1,000円、家族クリスマスチケット=2,500円(大人1人+子ども1人)。問い合わせはコネクト・キャロル係(TEL 042-440-7772)まで。