食べる

調布・仙川のラーメン店がリニューアル フレンチと和食の技でおいしさ追求

「中華そば宝」の「塩そば」 ゆず塩のスープ、トッピングにもゆず

「中華そば宝」の「塩そば」 ゆず塩のスープ、トッピングにもゆず

  • 74

  •  

 調布市仙川駅近くのラーメン専門店「中華そば宝」(調布市仙川町1)が10月22日、新型コロナウイルス感染対策のため店内を改装しリニューアルオープンした。

「中華そば宝」店長の太田さん

[広告]

 2017(平成29)年10月に創業し、今年3周年を迎えた同店。店主の渡辺さんは調理師免許を取得後、都内の一流ホテルのフランス料理部門で約9年修業。その後は北陸地方の料亭などで20年以上和食の経験を積んできた。その後、知人の紹介でそれまでに経験のないラーメンの店を手掛けることになり、独自に研究を重ね、生まれ育った仙川の街に移り同店をオープンした。

 スープには鶏ガラ、豚骨、高級魚介類、野菜を使用して毎日7時間かけて仕込み、同じ品質のスープを提供するため1日100杯程度に限定。納得がいかない仕上がりの際は臨時休業する。麺は北海道産小麦粉100%を使用した細麺と太麺をメニューによって使い分け、一部のメニューでは客の希望によって麺を選択できるようにした。

 コロナ禍で客足が遠のき、常連客から徹底した感染対策を望む声があったことから、休業して大がかりな工事を実施。換気を徹底するため、5分以内に店内の空気が入れ替わる大型の換気設備を1台追加し、テーブル席を減らしてカウンター席を増設。壁や新たに設置した仕切り板に白木を使用して清潔感を持たせ、客が安心して来店できる店舗にリニューアルし、ラーメンについてもさらに研究を重ね、よりおいしくなるよう改良した。

 メニューは、ラーメンの原点、しょうゆ味の「中華そば」(650円)、ゆず塩を使った「塩そば」(700円)、「中華味噌(みそ)」(690円)、「中華つけそば」(790円)などのほか、「ライス」(150円)、白飯にチャーシューをトッピングした「宝丼」(350円)、各種トッピングなどを用意。アルコールなどの飲み物は提供せず、純粋にラーメンを味わってもらうメニュー展開としている。

 渡辺さんは「常によりおいしくするにはどうしたらよいか試行錯誤している。将来は考えず、今、来てくれるお客さまが喜んでくれたら」と話す。

営業時間は11時30分~14時30分。火曜・水曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース