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調布・狛江・府中の寺社で豆まき行事自粛 124年ぶりの「2月2日節分」

深大寺で節分まで授与する「護符・福枡・福豆」

深大寺で節分まで授与する「護符・福枡・福豆」

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 調布の深大寺(深大寺元町5)と布多天神社(調布市調布ヶ丘1)、狛江の伊豆美神社(狛江市中和泉3)、府中の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、府中市宮町3)は、節分に行っていた豆まき行事を新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自粛する。

大國魂神社で節分まで頒布する「福豆・御神酒・御供物・一陽来復御神札」

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 例年、各寺社はそれぞれに工夫を凝らして豆まき行事を行ってきた。年男年女や地元の小学生、さらに力士などのスポーツ選手や著名人を招くところもあり、御利益を得ようと大勢の参拝者で毎年賑(にぎ)わう。今年は、密になるのを避けるために自粛を決めた。

 深大寺は1月8日から節分まで、「節分会特別授与物」の護符・福枡・福豆を授与。節分当日に元三大師堂(がんざんだいしどう)で行う「節分会の護摩祈願」は、例年とは異なる方法で執り行う。祈願申込者は豆大師(元三大師)の姿を印した特別護摩札を受けることができる。

 布多天神社は節分当日、「福豆」の頒布を行う。例年は初穂料800円だが、今年は500円。「お祓いをした福豆をご家庭でまいて、災厄や邪気を払っていただきたい」と話す。

 大國魂神社は1月16日から節分まで、福豆・御神酒・御供物・一陽来復御神札を納めた「福枡」を数量限定で頒布。一陽来復御神札のみの頒布も行っている。同社権宮司は「ご家庭での節分行事に福枡を活用していただければ」と話す。

 今年の節分は2月2日で、暦象年表の発行や暦要項の発表を行う国立天文台の暦(れき)計算室によると1897(明治30)年2月2日以来で124年ぶり。2月3日でないのは、1984(昭和59)年2月4日以来で37年ぶり。節分は季節の変わり目のことで、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す。豆まきを行う節分は立春の前日で、立春の日は「春分の日」や「秋分の日」と同じように太陽の黄道上の動きによって決まる。そのため、「春分の日」や「秋分の日」が年によって異なるように、立春の日も変わる。次に2月2日が節分になるのは2025年でしばらく4年ごとに繰り返し、2057年以降はさらに増える。

 国立天文台は2月1日、「だいたい10分でわかる」と銘打って「おうちで天文学 小学生むけ天文ミニレクチャー 第4回 『節分』って何?」を配信する。

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