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府中・東日本大震災の記憶を伝える2つのプラネタリウム番組 無料で特別投映

震災特別番組「星空とともに」「星よりも、遠くへ」

震災特別番組「星空とともに」「星よりも、遠くへ」

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 東日本大震災から10年になる今年、府中市郷土の森博物館プラネタリウム(府中市南町6、TEL 042-368-7921)で3月6日・7日、2つの震災特別番組が無料投映される。

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 両番組は被災地にある仙台市天文台が地元の声を集めて制作したもので、第1章「星空とともに」を3月6日に、第2章「星よりも、遠くへ」を7日に投映する(各日15時30分~)。同館には当時仙台で暮らし同台に勤務していたスタッフがいて、震災のことや番組について紹介する。

 「星空とともに」では、地震と津波で大停電した夜に被災者たちが見た満天の星を再現しながらそれぞれの体験を伝える(約45分間)。2012(平成24)年3月に現地で公開されると反響を呼び、2014(平成26)年以降全国のプラネタリウム施設でも投映されるようになった。

 「星よりも、遠くへ」は震災から時がたち被災地の状況や被災者の気持ちが変化する中で、第1章では伝えきれなかった星空を表現する。クラウドファンディングで制作資金を集め2018年に誕生した、プラネタリウム版ドキュメンタリー作品(約50分間)。

 担当者は「2つの震災特別番組の投映は昨年3月にも企画したが、新型コロナウイルス感染症拡大により中止せざるを得なかった。今年も入場者数や感染予防対策など制限下での投映になるが、この機会に星空とともに震災や復興に思いをはせていただければ」と話す。

 入場料は、一般=300円、中学生以下=150円、4歳未満および府中市在住の中学生以下・市内の小中学校に通っている児童や生徒は「学びのパスポート」利用で無料。整理券は当日9時からミュージアムショップで配布。定員100人(状況により変更の可能性あり)。

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