調布の深大寺(調布市深大寺元町5)を舞台にした深大寺短編恋愛小説「深大寺恋物語」の公募が1月1日から始まった。
公募は、深大寺の発祥と伝えられる「深沙大王」という神さまにまつわる縁結びの物語が企画のきっかけとなり2004年に設立された事業で、今年で6回目。2008年には、仙川劇場(仙川町1)で劇団21世紀FOX(佐須町1)が第2回公募作品の入選作品を戯曲化した「深大寺恋物語」を上映。現在は入選作品を収めた冊子の第1集~4集までが発売されるなど、さまざまな形で展開されている。
募集内容は「深大寺」という歴史ある寺、その門前に位置する数多くのそば店や土産店、「東京都立神代植物公園」をはじめとするその周辺の「豊かな自然や花と緑」を盛り込んだ現代のラブストーリーを4,000字以内で創作するもの。賞金は最優秀賞10万円(1編)、審査員特別賞5万円、調布市長賞など。審査委員は直木賞作家の村松友視さん、井上荒野さん、文芸評論家の清原康正さん。
同実行委員長の大前勝巳さんは「昨年は290点の応募があったが、今回は更に多くの方に応募いただき、深大寺地域の活性化につながるよう引き続き頑張っていきたい」と話す。「昨年度の入賞作品集は深大寺のお守り売り場や調布市内書店で4月ごろに発売開始予定」とも。
応募締め切りは7月7日。