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調布・深大寺に「コーヒーハウスTOM」 創業50年の老舗が代々木から移転

「コーヒーハウスTOM」 代々木の店をできる限り再現したノスタルジックな店内

「コーヒーハウスTOM」 代々木の店をできる限り再現したノスタルジックな店内

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 創業50年を迎える老舗喫茶店「コーヒーハウスTOM(トム)」(調布市深大寺東8、TEL 042-485-1740)が9月18日、その歴史を引き継ぎJAXA調布航空宇宙センター近くの三鷹通り沿いに移転オープンした。

「コーヒーハウスTOM」のストレート珈琲と名物メニュー「ジジロア」 

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 「純喫茶」と呼ばれる業態がブームになり始めた1971(昭和46)年、現店主・古巻大さんの父が代々木駅近くで創業した同店。都会の中の山小屋のような雰囲気の店舗でコーヒーを追求し続け、コーヒー好きや純喫茶好きな客だけでなく、コーヒーで一服する客や打ち合わせなどに利用する客も多く訪れ、グルメ雑誌やコーヒーに関するコラムなどで頻繁に取り上げられてきた。昭和の雰囲気を守り続け、郷愁を感じる趣のある店舗に魅了された著名人の撮影場所としても多く使われた。

 古巻さんは学生時代から喫茶店を手伝い、サラリーマンを経験後、喫茶店の経営に携わってきた。時代の変化に伴って、喫煙者を受け入れられなくなったことやコロナ禍を背景に、父の健康上の理由もあり、子どもの頃から過ごしている自宅を改修し代々木から移転することを決意。周辺に飲食店が少ない同所で地域の人が集う店を目指し、同店をオープンした。

 新店では、代々木の店で使っていたテーブル、ステンドグラスの照明、焙煎(ばいせん)機やミル、レコード盤の形をした時計、絵画やポスターなどの小物のほか、間仕切りとなる印象的な柱や窓なども再利用し、旧店の雰囲気をできる限り再現。「良い時期も悪い時期も共に過ごしてきたものを使い続けることで、ひいきにしてくれたお客さまに喜んでもらえるのではと思い持ってきた」と古巻さんは言う。

 店舗面積は約15坪で、20席を用意。メニューも旧店のものを継続し、長年の付き合いのあるロースターから仕入れたコーヒーや、生豆を仕入れて自家焙煎するコーヒーなど10種類以上の「ストレート珈琲(コーヒー)」(600円~)や「ブレンド珈琲」(500円~)を取りそろえるほか、父が開発し多くの客に愛されてきた「コーヒーぜんざい」(750円)やコーヒー味のババロア「ジジロア」(セット=800円)などの名物メニューも用意し、50年の歴史を引き継ぐ。

 古巻さんは「地域の方々が集い憩う場所として、またひとりの時間を楽しむ店として、正解のないコーヒー道を引き続き追求していけたら」と話す。

 営業時間は9時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。

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