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調布の革雑貨店「クロダンデポ」がカフェ・バー 半地下倉庫を大人の遊び場に

調布市小島町の革雑貨を扱う「Kurodan depot Garelly(クロダン・デポ・ギャラリー)」が「半地下」倉庫に大人の遊び場をイメージしたカフェ・バーをオープン

調布市小島町の革雑貨を扱う「Kurodan depot Garelly(クロダン・デポ・ギャラリー)」が「半地下」倉庫に大人の遊び場をイメージしたカフェ・バーをオープン

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 調布市小島町で革かばんや革小物を扱う「Kurodan depot Garelly(クロダン・デポ・ギャラリー)」(調布市小島町1)が7月5日、倉庫として使っていた半地下のスペースにカフェ・バー「Kurodan depot半地下Cafe」をオープンした。

Kurodan depot Garelly(クロダン・デポ・ギャラリー)」の社長・高橋エリさん

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 店主の高橋エリさんが2019年、「ほかにないモノ」をコンセプトに革製品の企画・製造・輸入・卸・販売を行うセレクトショップとしてオープンした同店。長年、かばん業界に携わり培った高橋さんのセンスとネットワークを生かし、ネットショップやオーダー家具の受注販売も併行して手掛けた。飲食店経営の経験もあることから、店内にカウンター・カフェを併設するなどして柔軟に店舗を展開してきたが、昨年3月以降の度重なる緊急事態宣言による自粛要請を受け、先が見えない不安から、「店にもっと遊びの要素を入れて、楽しみながら自分から元気になろう」と決意。倉庫の在庫を一掃し、店舗のリニューアルを始めた。その中で、倉庫として使っていた半地下スペースに、自身も楽しめる「カフェ・バー」を開くことを思いついたという。

 改装は得意のDIYを駆使し、ほとんどを高橋さん自身が手掛けた。コンクリート打ちっぱなしの店内随所に、アンティーク雑貨や家具、アートなどを無造作に配置し、足踏みミシンやドラム缶をテーブルにリメークするなど、ガレージのような異空間を演出。革ソファ席やテーブルサッカーが楽しめる席のほか、ハードダーツボード3台を設置し、「大人の遊び場」を完成させた。ハードダーツは15時から利用でき、1時間1,300円(1ドリンクとお通し付き)。ダーツ好きの高橋さんは「いつか大会ができれば」と話す。

 カフェのメニューは、キッチンが手狭なこともあり、テークアウト用の紙ボックスなどで提供。遊びながら食べられる手軽で、ボリュームのあるメニューを取りそろえ、高橋さんが腕を振るう。ランチセット(880円)はメインディッシュ・サイドディッシュに1ドリンクが付く。「ミートソース」「ジンジャーポーク」「ハンバーガー」などを日替わりで用意する。17時からはディナーセット(1,200円)のほか、「フィンガーフード」のポテトチップスやナッツ、チョコレートなどの単品(300円)や盛り合わせ(660円)を用意。「サイドメニュー」(660円)はポテトサラダ、フライドチキン、ラビオリ、コロッケなど。主食系は、「たらこパスタ」「チャルメラ」「ホットサンド」「ピザ」など(全て770円)。新たにビールサーバーも導入し、緊急事態宣言解除後は酒類の提供も始める。

 高橋さんは「緊急事態宣言下の今は難しいことも多いが、少しずつ知ってもらい、誰でも遊びながら、楽しめる、人が集まる店にしたい。ダーツでは私と勝負してくれる人を待っている。革ものは、ここでしか手に入らないものばかりをそろえているので、人と違うものを求める雑貨好きにも楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は11時~19時(通常は23時まで)。

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