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調布の偉人研究家、歴史書と育児本を出版 人生や子育てに悩む人へのヒントに

「泣ける日本史」と「天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?」を出版した真山知幸さん

「泣ける日本史」と「天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?」を出版した真山知幸さん

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 調布市深大寺東町在住の偉人研究家・真山知幸さんが11月、「泣ける日本史 教科書に残らないけど心に残る歴史」(文響社)と「天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?」(サンマーク出版)を出版した。

「泣ける日本史」と「天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?」

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 真山さんは1979(昭和54)年兵庫県生まれ。業界誌出版社の編集長を経て2020(平成32)年に独立。ライフワークの偉人や名言に関する書籍を40冊以上執筆し、「ざんねんな偉人伝」シリーズは計20万部以上を記録している。今年4月に「偉人名言迷言事典」(笠間書院)を出版。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義(現・グローバルキャリア講義)や宮崎大学公開講座などでの講師活動も行っている。

 「泣ける日本史」は苦難の人生を送った歴史上の人物19人について、悲劇のハイライトを短編小説で紹介する伝記。物語ごとに歴史背景や用語解説を載せ、日本史に詳しくない人でも読みやすくしている。神風の吹いた蒙古襲来のなか捨て駒にされた壱岐島の民衆と宗三郎、忖度(そんたく)しない態度が疎まれ謀反の疑いで自害させられた長屋王と復讐を果たした大伴子虫。「理不尽な世にいるのは自分だけではない」との共感を読者に抱かせる。著者の真山さんは「誰もがぶつかる人生の困難にくじけそうになったときこの本を読み、あなたと同じように悩み、苦しみ、人生に格闘した先人たちからのエールを受け取ってほしい」と話す。

 「天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?」は、偉人を育てた親の言葉をテーマにした育児本。偉人が発した言葉ではなく、親から掛けられた言葉に注目した名言集でもある。そこから現代の親が実践できることについて、「ドラゴン桜」の指南役で教育評論家の親野智可等さんがアドバイスしている。登場するのはエジソンや野口英世などの偉人、美空ひばりや長嶋茂雄などの有名人、時代も国もさまざまな49人。真山さんは「子育てに悩む多くの親にとって何かのヒントになれば」と話す。

 「泣ける日本史」は四六判、280ページ。価格は1,683円。「天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?」は同、272ページ。価格は1,540円。

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