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調布「深大寺恋物語」 寄稿者全員が直木賞作家に、今村翔吾さん受賞で

今村翔吾さんの直木賞受賞を記念して、調布駅前の真光書店に設置された特設コーナー

今村翔吾さんの直木賞受賞を記念して、調布駅前の真光書店に設置された特設コーナー

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 調布の深大寺地域を舞台にした短編恋愛小説の公募事業「深大寺恋物語」で、1月19日、今村翔吾さんが第166回直木賞を受賞したことにより、15周年の記念号に寄稿した小説家全員が直木賞作家となった。

寄稿者全員が直木賞作家となった「深大寺恋物語」第15集 15周年特別記念号

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 2003(平成15)年に東京都からの依頼で調布青年会議所や深大寺そば組合などの地元団体が中心となって開催した「じんだいフェスタ」をきっかけに、同イベントに関わった市民有志が翌年始めた同公募事業。深大寺や神代植物公園などがある深大寺地域を舞台にした恋愛小説を公募し、毎年300以上の作品が全国から応募される。優秀6作品を選び、書籍にして販売することで同地域の認知度向上や観光振興につなげている。調布市のキャッチコピーが「映画のまち 調布」であることから、将来は映画・映像化することを目指す。

 2019(平成1)年に15周年を迎えた記念として、小説家に公募と同じ条件で「深大寺恋物語」を寄稿してもらうことを企画。第1回から最終審査員を務めている村松友視さんと井上荒野さんに加え、江國香織さん、角田光代さん、今村翔吾さんの5人が書き下ろした。今回、今村さんが直木賞を受賞したことで、寄稿者全員が直木賞作家となった。

 同事業の実行委員長を務める吉井秀治さんは「直木賞の受賞、おめでとうございます。第15回の記念冊子にご寄稿いただき、改めて心より感謝申し上げます。この記念すべき冊子に寄稿いただいた先生方がみなさん直木賞作家となり、身も心も震える心境です。2年前、深大寺で本事業の授賞式でお会いした今村先生は、サービス精神豊かな大変気さくな方で、受賞者をはじめ、私たちもそのお話に大変楽しい時間を過ごすことができました。今後のご活躍を祈念いたします」とコメントを寄せる。「実は、無名時代に深大寺恋物語に応募されていたというお話を聞き、実行委員会みんなで驚くとともに、素晴らしいご縁をいただいたと感じました」とも。

 同冊子は調布駅北口の真光書店と深大寺のお守り売り場、公式ホームページで販売する。価格は1,000円。18回の公募は2月中旬頃に開始予定。

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