調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)で2月6日・7日、「第1回せんがわ劇場 演劇コンクール」が開催された。
同コンクールは、調布市内で舞台芸術活動をする劇団やグループなどを支援することを目的に企画されたもので、「ちょうふ☆座21」「タマゴプリン」「花伝[KADEN]シアターカンパニー」「Menlo Park Studio」「ピースカンパニークルー」「chon-muop/チョンモップ」「FLIPLIP」「トランジスタone」の8組が参加した。
課題は、漫画家・水木しげるさんの著書『ねずみ男の冒険』に収録されている作品から題材を1作選び、約40分の舞台にまとめ上げるもの。共通テーマは「いのち」。
7日に行われた表彰式は受賞選考が難航したため予定時刻よりも遅れるというハプニングがあったが、2団体の受賞が決まった。
市民審査員によるオーディエンス賞は「空想石」を演じた「タマゴプリン」が市民審査員15人の大半の票を獲得して受賞。せんがわ劇場グランプリは専門家たちの票が割れるも、「幸福の甘き香り」を演じた「トランジスタone」が受賞した。受賞した2団体には同劇場ホールの1週間の無料使用権が贈られた。
同劇場芸術監督のペーター・ゲスナーさんは「1回目の開催となったこのコンクールはここからがスタート。これから先も長く続くように市民の皆さんで盛り上げていきましょう」とエールを送った。